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chapter8 ページ9

その後お酒も入っているせいか流されるように、京治の家に連れてこられた。


「1人暮しなんだ」


「そうだよ、もう社会人だしね。あと、女の子を連れてきやすい」


相変わらずクズ野郎っぷりは変わってなくて、なるほどなんて納得した自分も相変わらず変わっていなくて……


「ビールあるけど飲む?」


「飲むわ」


シトラスと石鹸が混ざったような京治の匂いも、キスの仕方も、綺麗に整えられたこの指も、何もかも……


「…A、泊まってく?」


「…どうせ帰す気なんてないでしょ」


「俺のことよく分かってるね」


京治はベットに横になった私の服に指を這わせて、私をジッと見ている。


「……最後に シ たのはいつ?」


「は?」


私の服を捲り上げる京治に質問をされながら首から服が抜け、あっという間に上半身は下着1枚になっていた。


「キス下手になったかなって思ってさ。あんなにキスの仕方教えたあげたのにね」


「クソ野郎」


咎めるように睨んでもそれは京治にとっては逆効果で、あんたのせいで5年間そんな気分になれなかったから仕方ないじゃないとぶつけるようにキスをした。


「んっ、っはぁ……むぅ、…っは」


「はっ……ん、ん……」


クズ野郎…裏切り者…と思いながら。


「もう、いいよ。……なんだ上手いじゃん」


それだけ言うと京治は追いかけるように顔を近付けキスをする。5年間ぶりのキスはやっぱり気持ちが良くて、"友達"とこの気持ち良さに浸れるのが私には合っている。


──でも、私たちまた"友達"に戻れるのだろうか

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れーと - こういうお話大好きです。最後まで頑張ってください。 (12月10日 16時) (レス) @page13 id: 18437b55a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒猫 | 作成日時:2023年8月24日 14時

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