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chapter7 ページ8

「A、お疲れ様」


大量の仕事を終わらせ京治に指定された繁華街まで来てみると、京治は既に着いていてスマホをいじっていた。


「何が食べたい?俺的にはこのレストランなんかいいと思うんだけど」


慣れた手つきでオシャレなレストランを調べ上げ案内される。だがしかし、マズイマズイ。なんっの会話も思いつかない。先程から私は「うん」とか「そうね」しか話せていない。


こいつとどういうことを話していたとか、それよりも京治に言うべきことが…なんてぐるぐる考えているうちにレストランに着い席まで案内されていた。


「ねえ、もしかして気遣ってる?」


突然の指摘に持っていたグラスが震える。


「……ッ!!………そうね……遣ってる」


「気遣う必要なんてないよ」


そう言いながら京治は軽い微笑を右の頬だけにうかべる。


「安心して、俺はあれから何も変わってない」


「…それって」


「愛も恋も分からないまま。Aのことも何とも思ってない」


……本当に?なんて疑問が頭をよぎる。だとしたら"あれ"はなんだったんだろう。私の勘違い?


「昔のこと終わったことは水に流して、また"友達"として仲良くしてよ」


私の心をひんやりと握り締めるような、あの印象的な微笑みを京治は見せた。

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れーと - こういうお話大好きです。最後まで頑張ってください。 (12月10日 16時) (レス) @page13 id: 18437b55a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒猫 | 作成日時:2023年8月24日 14時

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