Sevenmirror ページ9
目を開けると見慣れた天井だった。窓からは綺麗な光が差し込んでいた。
(あのおかしな夢は何？私やっぱり疲れてるのね。)
しかし、あの夢がただのおかしな夢でない気がしてどうしても忘れられない。すると突然、胸騒ぎがして急いでベッドから降りる。
私の勘は昔からよく当たった。お祖母様が死んでしまう直前も今のように胸騒ぎがして不安で泣きわめいて困らせたのを覚えている。
(それからね。私が"呪い子"だって呼ばれるようになったのは、)
嫌な記憶を消すようにふと“鏡”を覗く。そこにはいつもの私が…。
(？「本当に？」)
「え、…う、そで、しょ？」
そこにはしわくちゃになった学校の制服を着た左頬に青いアザを作った金髪の青い目をした私がいた。
でもいつもと違う、くせ毛の金髪の髪をまとめる"黒いリボンのカチューシャ"が付いていなかった。
体から熱がなくなっていくのを感じた。
目をこすり何度確認してもその金髪の髪の頭には"黒いリボンのカチューシャ"は付いていなかった。
狂ったように部屋の角から隙間までそこらじゅう探した。けれど、その"黒いリボンのカチューシャ"はなかった。
「どこに、いったの？たしかに、わたし、ねるまえに、つけていたわ。」
寝起きのまま外に出ようとして鍵を開け…
「かぎ、しまって、ない。」
瞬時に理解した。自分が寝ている間に命よりも大切なあの"黒いリボンのカチューシャ"を盗まれたのだと。
体から力が抜けてその場に座り込む。
「こんなの、こんなのひどすぎるわ。わたし、なにかわるいことした？いくらでもあやまるから、おねがいだからかえしてよ。」
窓からは憎らしいくらい綺麗な光が差し込んでいた。
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作者のたるるです！急な登場すみません！
思ったよりもあの方たちが出せなくて今ものすごく焦っています笑
あと少しだけお待ちください！
もう直ぐ出てくるんで！！
これからもこの作品をよろしくお願い致します。
では、鏡の世界でお会いしましょう。
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たるる(プロフ) - 愛月咲良さん» 有難うございます！！嬉しい限りです。この作品と出会ってくれて有難うございます！！！ (2021年8月2日 22時) (
レス) id: 6b45a8b4d9 (このIDを非表示/違反報告)
愛月咲良(プロフ) - すっごく好きです…！！この作品と会えて凄く嬉しいです！ (2021年8月2日 9時) (レス) id: 4a6d894003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たるる | 作成日時：2021年4月19日 17時
