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私はペラリ、とイタリアンVOGUEの最新号を捲った
紙の上では洒落た服を着たモデルが様々なポーズを決めている
これいいな、あれもいいと物色しているとリストランテのベルが鳴った
雑誌を読む手を止めて身なりを正す
ブチャラティが帰って来たから
「皆、揃っているな」
「遅かったなブチャラティ」
「あぁ、色々あってな」
"涙目のルカ"というヤク中のスコップ男を始末したという男を探しに行ったブチャラティ
そいつを始末してきた後とは思えない程何処か清々しいような顔をしている
ちょっぴり嬉しそう＿にも見える
「何かあったの？」
「あぁ、その事なんだが＿」
その後ブチャラティの告げた内容に皆が"はぁ！？"と驚きを露にした
それは余りに唐突で、突拍子もない内容だった
「新入りだと？！随分急じゃあねーか」
「これは決定事項だ。文句があるなら他のチームへ行け」
「ちょっと、その言い方は無いんじゃあねーの」
"新入り"
得たいの知れないその人物に少なからず皆が動揺する
そして仲間を大切に思っているブチャラティの珍しく冷たい言い様に腹が立ったのも一理ある
このブチャラティ、何処か様子が変だ
「何だか、ブチャラティ。何かに取り憑かれてるみたいに頑なだね」
「確かに...」
他のメンバーも不思議そうに彼を見つめる
この時私は何か心にざわめきを感じた
これから、何か凄まじいことが起こってしまうのではないか
でももう恐らく、それは始まってしまっていて
私たちはそれに従うしかないんだと、そう直感的に思った
「明日、彼が俺たちのチームへ来る。恐らく試験にも合格できる実力はある。連れてきたら愛想よくするんだぞ」
この時の私の直感が現実になり、それに自分自身巻き込まれてしまうなんて
今は誰も、何も知らない
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雷獄丸(プロフ) - うわああ！良いところで…！更新頑張って下さい！滅茶苦茶面白いです！ (2019年4月17日 11時) (
レス) id: c071576eae (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - (名前)さん» ありがとうございます！励みになります〜！ (2019年2月14日 18時) (レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白いです！！続き頑張ってください！！ (2019年2月13日 15時) (レス) id: d9386c92f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT | 作成日時：2019年2月11日 20時
