低音ボイスにはご注意を【 青 】

２７. 。 ページ28

重岡「 なあ 」









放課後になり 、隣の席から声を掛けられる









『 ん？ 』



重岡「 クレープ食べ行こ 」



『 え 、ええの？ 』



重岡「 約束したやん 」









約束って 、いつの事言うてるんよ



そんな約束も結構前のことに感じる 。









『 ええよ 、奢りな 〜 』



重岡「 っ 、おん！俺に任せとけ！ 」









そう明るく言うしげを見て気付いた 。



私のこと元気づけてくれてるんかな？って






ほんまに 、最高の幼馴染持ったな と嬉しくなった









_______









着いたのは 、駅の中にあるクレープ屋さん 。



いつもは歩きで帰るから駅に来るのは久しぶり









『 うわ 、種類いっぱいあるやん 』



重岡「 どれ食べるん？ 」



『 んー 、これとか 』









「 一番高いやつ … 」と少し呆れた顔をされる









『 やって 、何でも奢ってくれるんやろー？ 』



重岡「 分かったわ 、俺優しいから買ったる！ 」









自分で言っちゃうあたりしげやんな (笑)






しげが買ってきてくれるまでボーッとする



やっぱり駅って人が多い









『 ……… え？ 』









適当に人を見てたら 、その中に藤井さん



しかもその隣に綺麗な女の人






学校で見たことないから 、他校の人？






しばらく二人を見てると 、どこか顔が赤い藤井さん









重岡「 お待たせ 〜 …… って 、A？ 」









私がボーッとしてたせいか 、しげも私と同じ所を見る









『 あー 、ごめんごめん！クレープ食べよ！ 』



重岡「 … 」









いつまで経ってもしげは袋の中にあるクレープを渡してくれない






そんなことを思ってると 、



しげは私の腕を引いてどこかへ歩き出した

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