手段は選ばない キャラside ページ46
ｻ「お前…フリスクじゃないな？」
僕の顔を見て目を細めたサンズ。その表情はいい印象を持たれていないことは明らかだった。
ｻ「なんでお前がいるんだ」
ｷ「今はフリスクの体を借りてる…僕にもインクを分けてくれ」
ｻ「…」
ｷ「僕もAを探す」
黙ったまま僕を見るサンズ。
ｻ「自分でも分かってると思うが、オイラはお前との思い出であまりいいものがないんだが」
ｷ「僕だって君との思い出は最悪なものしかないよ。……ただ、」
Aには見えていなかったが、僕に話しかけて来た時のことを思い出すと、無意識に拳を握りしめた。
ｷ「Aはこんな僕のことを助けようとしてくれた…今でも助けようとしてくれてる。顔も見たことないのに。
自分のSoulを分けようとしてまで僕を救おうとしてくれた。今度は僕が姉さんを助けたい…
もう僕のわがままで危険な目に合わせるのは嫌なんだ…」
ｻ「…」
下を向いていると、目の前にインクが差し出された。
ｻ「…半分やるよ。お前を信用したわけじゃねぇからな」
「人数が多いほうが効率がいい」と、憎らしいことを言いながら笑うサンズ。
ｷ「僕は姉さんを救うならどんなことだってするさ」
ｻ「Aを悲しませるなよ」
サンズの言葉を無視して早速床にインクを垂らした。
ｻ「"ポケットの中身"の使い方…今度こそ間違えるなよ」
ｷ「…さあね」
最後一瞬振り向くと、微かに青く発光した目が見えた。
自分のポケットを上から触る。
もちろんあのルートの時に使用したものと同じナイフが入っている。
それを確認すると、僕はインクに飛び込んだ。
ポチャンーーー
自分の気持ちに正直になるんだ。もう前みたいに拒絶されることを怖がったりしない。
姉さんと会って、話をしたい。
僕はここにいるって、フリスクの声や姿じゃなくて…自分自身で伝えたいんだ。
ｷ「姉さんは僕が助ける」
例え誰かを殺すことになってもねーーー。
*決意がみなぎった。
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ヨモギ雲(プロフ) - シロヌコさん» ありがとうございます…！遅くなってしまいすみません（汗） そう言って頂けて本当に嬉しいです…！読者の方に楽しんで頂けて、私も頑張って書いて良かったと思えます！ (2020年11月25日 22時) (
レス) id: 88414ccd28 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ - イラストも､話もいい物過ぎて何度も戻って来てしまう！！！ (2020年10月10日 10時) (レス) id: 247dc66b10 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - アンテloveさん» ありがとうございます！ 少しでも作品や夢主ちゃんの雰囲気が皆様に伝わるように、頑張って描きました…！（笑）内容も褒めてくださって嬉しいです！ これからも頑張ります^^ (2020年2月24日 23時) (レス) id: 88414ccd28 (このIDを非表示/違反報告)
アンテlove - わあ・・・絵上手いですね・・・お話も笑いあり涙ありでめっちゃ感動しました！これからも頑張ってください！！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: 22e12f1c8a (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - サリア。さん» こんにちは、コメントありがとうございます！作品のみならず絵も褒めて頂けて大変嬉しいです…！ 早く物語の続きを届けられるよう頑張ります！^^ (2019年8月18日 19時) (レス) id: 88414ccd28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨモギ雲 | 作成日時：2019年6月13日 1時
