BADTIME Dustキャラside ページ33
ナイフをクルクルと回しながら審判の間へと歩みを進める。その足取りは実に軽かった。
Dｷ「やぁ」
一つ呼び掛けると、赤と青の瞳がこちらを睨み付けた。
Dｷ「いつもよりご機嫌斜めかい？」
ﾏ「…さっきはよくも邪魔してくれたな」
Dｷ「君は愛する者を悲しませてまで一緒にいたいのか。僕には理解出来ないね」
昔の僕はAを悲しませたくなくて、ずっと隠れていた…まぁ、今となっちゃもう姉さんでもなんでもないけど。
彼女はUndertaleの住人
僕はDusttaleの住人
…それだけだ。
ﾏ「お前のせいで何もかもぶち壊しだ」
Dｷ「君のことなんて僕はどうでもいいのさ。
どうせLOVEばかり高めている君なんて、Aに好かれている訳がない」
ﾏ「…ｯ‼」
ｽﾞｶﾞｶﾞーーーｯ
戦闘が始まっていないにも関わらず攻撃してくるサンズ。相当ご立腹のようだ。
Dｷ「そう焦らないでよ…すぐに始めるさ」
一歩進むとSoulが出てくる。
かつてはフリスクのものだったが、今となってはもう僕のものだ。
Dｷ「……さぁ、大切な仲間や弟までも切りつけ、君がどこまで強くなったのか見せてもらおう。
じっくり楽しもうじゃないか…今までにない、最悪の時間を！」
ﾏ「ヘヘッ、この時をどれ程待ち侘びたか。
何度でも…いや何万回でも殺してやるよ。クソガキが…
BadTimeの始まりだ‼」
遂に始まった最後の戦い。もう戻れない。
避けて攻撃、避けて攻撃を繰り返すが、やはり前とは比べ物にならない強さだった。
瞬間とんでもない量の骨が出てきて僕の体を貫いた。口から血が出て、内臓を殺られた。
パリンーーー
Soulが割れる音と共に視界が暗くなっていく。
死ぬ直前に、満足そうに不気味な笑みを浮かべるサンズが見えた。
当たり前のようにLOADに手をかざす。
ﾏ「お前はいつもいらねぇことしかしない」
Dｷ「僕が何したのさ」
ﾏ「お前のせいでAに逃げられた」
Dｷ「君を彼女のもとへは行かせないよ」
最後の最後で思い出した。
今日初めて会ったけど、僕は彼女を助けたい。
Dｷ「お前と僕はここで永遠に戦い続けるんだ」
今度は僕がお前をここに閉じ込めてやる。
A…この世界はもういいから、僕のことももういいから…"昔の僕"をよろしくね。
Dｷ「さよなら、僕の姉さんだった人」
*決意がみなぎった。
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ヨモギ雲(プロフ) - シロヌコさん» ありがとうございます…！遅くなってしまいすみません（汗） そう言って頂けて本当に嬉しいです…！読者の方に楽しんで頂けて、私も頑張って書いて良かったと思えます！ (2020年11月25日 22時) (
レス) id: 88414ccd28 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ - イラストも､話もいい物過ぎて何度も戻って来てしまう！！！ (2020年10月10日 10時) (レス) id: 247dc66b10 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - アンテloveさん» ありがとうございます！ 少しでも作品や夢主ちゃんの雰囲気が皆様に伝わるように、頑張って描きました…！（笑）内容も褒めてくださって嬉しいです！ これからも頑張ります^^ (2020年2月24日 23時) (レス) id: 88414ccd28 (このIDを非表示/違反報告)
アンテlove - わあ・・・絵上手いですね・・・お話も笑いあり涙ありでめっちゃ感動しました！これからも頑張ってください！！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: 22e12f1c8a (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - サリア。さん» こんにちは、コメントありがとうございます！作品のみならず絵も褒めて頂けて大変嬉しいです…！ 早く物語の続きを届けられるよう頑張ります！^^ (2019年8月18日 19時) (レス) id: 88414ccd28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨモギ雲 | 作成日時：2019年6月13日 1時
