色褪せた思い出の中で。【文スト】

13話 ページ15

希side

太宰、大丈夫かなぁ…

そんな事ばかり思う今日この頃です…。

あの日から、付き添いをしてくれてるのは、

仲良しこよしの谷崎兄妹。

ナ「この頃悩んでるようですけど、

大丈夫ですか？」

希「うん。大丈夫。」

谷「悩み事は良くないよ。希ちゃん。

もし良かったら、話してくれないかな？」

迷った。

いうか、言わないか。

希「アイツがいないと…

ちょーし狂う…。」

二人は、顔を見合わせて、そんな事か。

みたいな顔して…

谷「大丈夫。太宰さんは帰ってくるよ。」

ナ「もし帰ってこなかったら私達が、

敵組織まで行って助けたらいいじゃない！

その時は、ナオミもお手伝い致しますわ♡

ね！お兄様♡」

谷「大丈夫。僕達武装探偵社は、

いつでも希ちゃんの味方だよ。」

ありがとう。

一言そういった。

まだ不安だった。

私のせいで太宰は捕まったんだ。

そう思うと、心は痛んで

傷ついて…

でも、ナオミちゃん達がそう言ってくれて

嬉しかったんだよ。

この気持ちに、嘘偽りは無いから。

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