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「じゃあ、来週から頼むわ。
って言っても、俺も来るけど。」
新人研修を終えると、いくつか店舗を回わる。
そののち、どこかしらの店舗に配属されて、そこでしばらくの間勤務する。
その、どこかしら。の店舗の1つにココが選ばれて。
エリアの長である八田さんが、指導にあたることになっている。
「ココに来るの、どんな子でした？」
「そうだな。
自分に自信を持っているのが分かると言うか。
過剰なわけじゃないんだろうけど。」
「八田さんのすきなタイプですね(笑)」
「まぁ、岸とは違うタイプだ(笑)」
k『はいっ。なんすか？』
ちょうどバックに戻ってきた彼が、名前を呼ばれて反応した。
「じゃ、お疲れ。」
k『え、あ、お疲れ様でしたっ』
「お疲れ様です」
k『先輩、八田さんと何の話でした？』
「何だったっけ」
k『も〜』
・
・
・
目がさめると、すぐ近くに彼の顔があった。
「おはよ、」
k『おはよ』
いつもは、私が起こすのに。
「どうしたの、」
k『うぅん』
ごそごそと寄ってくると、ぴったりくっついた。
「なぁに(笑)」
k『だって。ちょっと前まで俺のこと知らなかったでしょ？』
「ねぇ。接続詞がおかしい(笑)」
k『なのに、今一緒に居てくれるじゃん。
それってすごくない？』
「うん。そうだね」
腕をしっかり抱えた彼が、肩を優しく噛む。
「それ、くすぐったい」
k『ねぇ』
「ん？」
k『………、』
「なに？」
下唇を噛んだ彼が、身体を起こして。
鎖骨を撫でた。
「くすぐったいって、」
そこに、唇を当てると。
小さな痛みが走った。
k『俺のだよね？』
「え？」
k『先輩は、俺のだよね？』
何て、顔をするんだろう。
誰かに。
こんなふうに執着されたコトなんて。
なかった。
「うん、」
すき。とか。
愛。とか。
よく、解らないけど。
彼と会って、初めて。
愛おしい。という気持ちだけは、解る気がした。
k『やっべ。今何時？』
「え？アラーム鳴った？」
k『……休みだっ。今日休みじゃん(笑)』
あはははははって、楽しそうに彼が笑う。
それだけで
いい。
彼が、隣にいる。
それだけで
満たされる
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とあ(プロフ) - ユウさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。いただいた感想を励みに更新します (2019年4月1日 14時) (
レス) id: 86c2dc062d (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 物語の空気感というか時間の流れ方がとても気持ちよくて一気に引き込まれました！岸くんの後輩感と男の子感と男の人感が可愛くて優しくて素敵な作品だなと思いました！！！今後の2人がとても楽しみです！ (2019年3月31日 20時) (レス) id: 111293a5e5 (このIDを非表示/違反報告)
とあ(プロフ) - いっくさん» ありがとうございます。気ままに更新ですが、見ていただけて嬉しいです (2019年2月12日 7時) (レス) id: 86c2dc062d (このIDを非表示/違反報告)
いっく(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。岸くん大好きなので勝手にキュンキュンしちゃってます！ (2019年2月11日 8時) (レス) id: c15603ea35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とあ | 作成日時：2019年2月7日 22時
