工藤新一の姉は降谷さんの部下 ｢降谷零/安室透｣

40話 瞳の中の暗殺者 ページ40

あなたside

降谷｢7年前、あなたは東都大学付属病院で若手NO.1の外科医として活躍していた。

ところがある時あなたと仁野さんが共同で出頭した手術で仁野さんは誤ってあなのの左手首を切ってしまった。
その事故によって黄金の左腕と言われたあなたの腕は落ちてしまう。

プライドの高いあなたはメスを捨て外科から心療科へ転向することにした。

以来これもプライドのためか左手を封じ右利きとして過ごしてきたんでしょ？｣

風戸｢その通りだ！まさか電話のボタンを押しただけで気づかれるとは思わなかったよ。｣

降谷｢心療科医師として米花薬師野病院に移ったあなたに一年前仁野さんとの間になにかあった｣

風戸｢再会したんだ！偶然にな。誘われるまま奴のマンションで飲んだ。酔った私は6年間感じていた疑問を奴にぶつけた。｣

回想

風戸｢あの事故はわざとだったんじゃないかと。｣

仁野｢ふっあはは！ふんっ。お人好しなんだよ。お前は｣

回想

風戸｢やはりあの事故はわざとだった。その時だ私に殺意が目覚めたのは。
奴は丁度手術ミスで訴えられていてじさつの動機は充分だった。案の定、捜査はじさつということで終結したよ｣

降谷｢だが、あなたはその事件が再捜査されることを知ったはずだ。｣

風戸｢米花所に移動になった奈良沢刑事からね。
彼は同僚の友成警部が亡くなったことに、精神的ショックを受け、カウンセリングに来たんだ。治療を通じて友成真が警察を恨んでいることも知った｣

降谷｢それで再捜査により警察の手が自分に及ぶ前に3人の刑事を撃ったんだ。友成真さんに罪を着せるため、現場に呼び寄せて｣

風戸｢そうだ！奈良沢刑事と芝刑事の時は自分の声でかけた。佐藤刑事の時は｣

降谷｢女性患者を診察したさいに録音したテープを編集してだろ？｣

風戸｢その通り｣

なに？下？

降谷｢奈良沢刑事が胸の手帳を掴んで亡くなったことは白鳥警部から聞いたんだろ？｣

風戸｢私は彼の主治医だからね｣

降谷｢それであなたは刑事の息子である友成真さんを連想させるため倒れている芝刑事の手にわざわざ警察手帳を持たせた。｣

風戸｢見事だよ。安室さん。だが、私が犯人という証拠はないよ？佐藤刑事が撃たれた時私からは硝煙反応が出なかったんだからね｣

降谷｢そのトリック聞きたいなら説明しますよ？｣

風戸｢なに？｣

降谷｢あなたが警察に捕まったあとでね｣

私は安室さんの指示通り穴の中に入った。

トンネル？

どこ？

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