工藤新一の姉は降谷さんの部下 ｢降谷零/安室透｣

41話 瞳の中の暗殺者 ページ41

あなたside

降谷｢こっちだ！｣

あ｢え？｣

降谷｢その出口はやつが待ち伏せしている｣

冒険と開拓の島

あ｢ここは？｣

降谷｢冒険と開拓の島の本島だ。あの小島から海の下をくぐってきたんだ。｣

あ｢そうだったんですね｣

降谷｢行くぞ！｣

あ｢はい｣

バンッバンッ

風戸｢まだ話の途中だったな。｣

降谷｢クソっ。ボートで追っかけてきたのか｣

風戸｢困るんだよ。君にあのトリックをとかれちゃ。私も佐藤刑事を撃った容疑者の1人になってしまうからね｣

降谷｢(21時55分前)もし、(人1)の目撃証言があっても硝煙反応が出なければとぼけられるってことですか？｣

風戸｢そういうことだ。(人1)さんに見られたのは一瞬だからね。だが、危険な目は積んでおこうってわけさ。さぁ〜聞こうか君の推理があっているかどうか｣

降谷｢いいですよ。まずあなたはホテルの15階を停電にした後、手術用の手袋を填めて、傘立てにあらかじめ用意していた傘を持ち、女子トイレに行った。その傘の先端には前もって穴を開けておきそこから銃を突き出して撃ったんだ。つまり、傘が火薬の粉と煙からあなたを守ったんですよ。だからあの時あなたからは硝煙反応は出なかった。手袋は恐らく男子トイレから流したんでしょう｣

風戸｢正解だよ。安室さん。やはり死んでもらうしかないようだ｣

あ｢安室さん。｣

どうして。

あ｢ねぇ、どうして。どうしてあなたはこんなに私を守ってくれるんですか？ねぇ、どうして｣

降谷｢好きだからだよ。お前のことが好きだからだよ。この地球上の誰よりも！｣

あ｢え？｣

降谷｢飛ぶぞ。｣

バンッ
バンッ

降谷｢息をめいいっぱい吸って！早く！｣

あ｢はぁっ｣

バンッ バンッ バンッ

あ｢ありがとうございます！｣

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