貴方と【長谷川慎】 (ページ14)

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yamasho.

マネージャーさんから聞いてしまった。

慎は海に行っていると。

マネ「慎、大分仕事に支障出てるの。
電話しても一定の時間出ないし。」

彰吾「そんなんっ、」

マネ「仕方ないって思うのはわかる。
わかるけどこっちとしては記憶喪失なら、もう別れてほしいの。

今のランペに熱愛がバレてしまったら、きっとたくさん批判を浴びることになる。」

" もう、忘れろ "と伝えてほしい。

そう言われた。

さすがの俺でもこれは迷った。

あんなに悩んで、あんなに頑張ってるまこっちゃんに、そんなこと言えるわけなかった。

彰吾「あ " 〜もうっ、」

ここは、心を鬼にする所だ。

必死に頭に叩き込んだ。

家に行っても、まこっちゃんは居なくて。

きっとまだAちゃんのところから帰ってきてないんだろうな。

今日は寒かったから手がとても冷たくなった。

これくらいの冷たさのほうが、きっと俺は心を鬼にできる気がする。

　

　

　

気がする、だけ。