Dear Destiny【 神谷健太 】

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・kenta side









　


あのあと結局ジョイさんから代わりの人を探したけどいなくて、Aさんは一人で踊ったり演技していた。








韓国から帰る飛行機で本当は瑠唯の横だったのを、Aさんに変えてもらった。


山彰と瑠唯代わってくれた。



　








『 なんでっ、いるの、 』

「 好きにさせるって、言ったでしょ 」




　




飛行機の窓を眺めたり、映画を見たりしてなんとかして俺から気を逸らそうとするAさん。









『 そんなにっ、見られたら困る、 』

「 仕方ないじゃん、好きなんだもん。 」









今まで隠してきた思いを、全部さらけ出して伝えることにしてみた。





そしたら、案外それがすごく効いてて。









『 寝るっ 』

「 じゃあけんたも。 」








Aさんが寝るといえば、俺も寝る。

Aさんが映画見るといえば俺も見る。




そうやって真似したりもした。








飛行機を降りてから山彰にこんなことを言われた









彰吾「 ほんま好きやなあ 」









違う。

　
　
　




本当は両思いで、相思相愛ってやつ。









　
　
　



でもAさんが、不安だっていうから。




俺の愛を感じてもらうための期間。







俺の愛がAさんの愛にヒカリを与える日を待つ期間。






たまには待つのも必要だから。









　
　
　
　


　
　
　
　
　
　
　
　



　




　






貴女の微笑みは夜空に輝く月みたい
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