Part５ 安堵 ページ7
バイクに跨る三ツ谷くんは、いつもの制服と違って特攻服を着ていた。
「ああー？誰だテメェ」
「さっさとどっか行けや、殺すぞ？」
私の手を引く２人組は突然現れた三ツ谷くんにさっそく突っかかる。
どうしようっ、、、
いくら三ツ谷くんが東卍のメンバーだからって、２対１じゃ…
そんなことを考えていると、三ツ谷くんはバイクを止めてこちらに歩いてきた。
「その手、離してやれよ」
「はぁ？何カッコつけてんだテメェ」
そして、私の腕を掴んでいる不良の腕を三ツ谷くんが掴む。
その瞬間、反対側にいた不良が三ツ谷くんに殴りかかった。
もうダメだっ、、、
そう思って目を瞑る。
……………
…あれ？
「大丈夫か？」
『…へ？』
目を開けると、そこにはかすり傷も負っていない三ツ谷くんの姿と、地面に倒れている２人組。
まさか、あの一瞬で三ツ谷くんが２人を倒したって言うの？？
「怪我、してねぇ？」
『あ…うん、大丈夫…』
「よかった。何でこんな時間に歩いてんの？」
『塾の帰りで…』
「それにしても遅ぇだろ、こんな時間になるなら迎えに来てもらえよ」
そう言った三ツ谷くんは、いつもよりも威圧的で、少し怒ってるんだろうと思った。
『うん…ごめんなさい』
「まあ今日は無事で良かった」
『三ツ谷くん、本当にありがと……っ！』
「…！？」
お礼を言おうとした瞬間、頬に涙が伝うのが分かった。
なんで…助けてもらって安心したはずなのに…
三ツ谷くんが来てくれて、ホッとしたら今まで堪えていた涙が一気にこぼれ落ちた。
『ご、ごめんっ！！すぐ止めるから！！本当にっ…』
「…こえーよなそりゃ」
『ふぇっ…！？』
驚きすぎて変な声が出た。
もしかして私、今三ツ谷くんに頭撫でられてる？！
「泣いていーよ、別に誰にも言わねえから」
『あ、いや、そういうことじゃ…』
恥ずかしくて、否定しようとしたけど、今は三ツ谷くんの優しさに甘えることにした。
…三ツ谷くんの手は心地よかった。
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＊Miyabi＊(プロフ) - まくすうぇるさん» クラスメイトたちはニヤニヤしながら微笑ましく２人を見ていたと思います（笑）分かります…私も混ざりたい…（ ; ; ） (2021年9月23日 17時) (
レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 断言できる。絶対にこのクラスの人達、二人をニヤニヤしながら見てる。私もその中に入りたかった…！！！ (2021年9月23日 4時) (レス) @page50 id: db51d70f74 (このIDを非表示/違反報告)
＊Miyabi＊(プロフ) - きな粉餅さん» ありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しいです（ ; ; ）これからも頑張ります！！！ (2021年8月7日 15時) (レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉餅 - この作品ホントにだいすき！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2021年8月7日 8時) (レス) id: 3e5070df94 (このIDを非表示/違反報告)
＊Miyabi＊(プロフ) - あいなさん» 嬉しいコメントありがとうございます（泣）三ツ谷くん私も大好きです！！彼のイケメンな所を引き出せるよう今後も頑張ります(^^) 続編もお楽しみください！♪ (2021年6月27日 7時) (レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊Miyabi＊ | 作成日時：2021年5月21日 23時
