Part３４ 告白 ページ36
『私、三ツ谷くんのことが好きなのっ…』
「…っ！！」
『三ツ谷くんにも好きになってほしくて…ドラケンくんに協力してもらってたの…』
もうダメだ。
これ以上隠すことなんてできない。
気持ちが次々と溢れ出す。
『三ツ谷くんにドラケンくんのこと応援されて悲しかった…』
「……」
『私は三ツ谷くんと付き合いたい…三ツ谷くんの彼女になりたいのっ…』
そう言うと、三ツ谷くんは真っ赤になった顔で目を丸くしていた。
「…マジかよ」
『…三ツ谷くん？』
すると、手で顔を隠す三ツ谷くん。
でも、首や耳が真っ赤になっているので彼が照れていることがわかる。
…うっ、かわいい。
「…てっきりドラケンとデキてんのかと、、」
『ち、違うよ！ドラケンくんには三ツ谷くんの誕生日のことも教えてもらったりとか…』
「……はあー、俺ダサすぎるだろ………ごめん」
『…っ、ダサくない！三ツ谷くんはカッコいい！』
「…っ」
『本当に私は三ツ谷くんが…』
「…っ、もう言うな」
そう言って三ツ谷くんの手で口を塞がれ、今までにないぐらいの近さで三ツ谷くんと目が合う。
「…今まで、Aさんのことを妹みたいな感じで大事にしたい存在だと思ってた」
『……』
「けど、違った。毎日挨拶すんのも、メールすんのも嬉しかった」
『っっ！』
私も…私もそうだ。
毎日“おはよう”って言ってくれて嬉しかった。
どんなメールをしても必ず返信してくれて嬉しかった。
「ドラケンと付き合ってると思って、Aさんを…ドラケンに渡したくないと思った」
『っっ…』
「こんな気持ちになんの、初めてなんだ」
私の瞳を三ツ谷くんの瞳が捉える。
バクバクと今にも心臓が飛び出そうだ。
「…先に言わせちまったけど……Aさんが好きです、俺と付き合ってください」
『〜っっ、、私も好きですっ』
そう言うと、再びギュッと抱きしめられた。
こんなに嬉しかったこと、今までにない。
幸せすぎて涙が溢れ出た。
『…うう〜っ』
「何泣いてんだよ」
『だって…嬉しくてっ…』
「………大事にする」
『っ！…ううっ…好きすぎるっ…』
あまりにも号泣する私に“泣きすぎ”と言いながら笑う三ツ谷くんを見て胸が締め付けられた。
好きな人と両思いになるってこんなに幸せなことなんだ。
今日、人生初の彼氏ができました。
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＊Miyabi＊(プロフ) - まくすうぇるさん» クラスメイトたちはニヤニヤしながら微笑ましく２人を見ていたと思います（笑）分かります…私も混ざりたい…（ ; ; ） (2021年9月23日 17時) (
レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 断言できる。絶対にこのクラスの人達、二人をニヤニヤしながら見てる。私もその中に入りたかった…！！！ (2021年9月23日 4時) (レス) @page50 id: db51d70f74 (このIDを非表示/違反報告)
＊Miyabi＊(プロフ) - きな粉餅さん» ありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しいです（ ; ; ）これからも頑張ります！！！ (2021年8月7日 15時) (レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉餅 - この作品ホントにだいすき！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2021年8月7日 8時) (レス) id: 3e5070df94 (このIDを非表示/違反報告)
＊Miyabi＊(プロフ) - あいなさん» 嬉しいコメントありがとうございます（泣）三ツ谷くん私も大好きです！！彼のイケメンな所を引き出せるよう今後も頑張ります(^^) 続編もお楽しみください！♪ (2021年6月27日 7時) (レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊Miyabi＊ | 作成日時：2021年5月21日 23時
