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弐拾壱時間目「助けて晴明君!動物妖怪誘拐事件!!(前編)&(後編) 其の伍&其の壱」」 ページ41

夢主side


秦中「ギョエエエエ、お助け〜」


副隊長「ん?如何した隊長」


隊長「うひゃあ、こりゃ驚いた!!如何かで見た面だと思ったら......未だ生きてたんだ。千年ぶりだね、安倍晴明(あべのせいめい)君」


.......流石の此奴も、晴明の事は覚えとったか...おっ、クソ鴉向こう行ったな...


副隊長「一寸!!隊長急に如何行くのさ!!」


...此奴等マジで連携取れてへんな。って、飯綱ちゃんが首巻(マフラー)切った...!!その調子で檻も壊しおった...


秦中「今のうちに逃げんぞ!!」


.......多分、あのクソ鴉安倍先生の処行ったやろうし...心配やから、安倍先生の処向かうか.......


✿工場外...

隊長「___...晴明君!!Aちゃんと一緒に___...なよ!!」


クソ鴉の声.......?安倍先生になんか云うとるみたいやけど...


晴明「何で!?」


隊長「君達の力は悪事にこそ使うべきだよ。あんな性悪男の下で教師なんてやめときなって〜、どーせ安月給何でしょ?Aちゃんも探偵社に居たら危険ばっかりだろうし」


学「おや、真逆其れ私の事では無いですよね?」


『おうコラクソ鴉俺は好きで社長の下に居るんやぞボゲが』


ったく、此奴のこう云う性格ホンマ変わらへんな...


学「全く...私の」


晴明「ああ〜ん怖かったよぅ学園長〜!!」


学「私の部下と生徒を勧誘するのは辞めてくれませんかねぇ」


晴明「キャイン!」


隊長「其の部下を足蹴にするのは善いの?」


『安倍先生大丈夫ですか?あの鴉に何もされとりませんか?』


晴明「あっうん、勧誘された事以外は」


『善かった...』


何ちゃっかり勧誘しとんねん彼奴マジ...此の人は晴明(せいめい)の生まれ変わりの可能性有るんやから...もしホンマに悪党になったらエライ事なるわ


学「貴方も善い年こいて何時迄もコソ泥じみた事ばかりして、善い加減脚を洗っては如何(いかか)です?」


『せやわ。んな事しても何の得にもならへんやろが』


隊長「否ぁ〜、僕ァ生涯現役で行くよ〜。それにさ、何時迄も晴明(・・)に執着してる君達に言われたか無いよ」


.......此奴、昔っからヘラヘラしとるけど周りを一番見れとんのよなぁ...腹立たしいくらい


晴明「...学園長...?...福沢さん...?」


って、何か影が...


隊長「ん?」


ヒュルルルルルルル


五人「え?」





五人「ギャアアアアアア!!!」


えっ何で!?何落ちてきたん!?

弐拾弐時間目「助けて晴明君!動物妖怪誘拐事件!!(後編) 其の弐」→←弐拾壱時間目「助けて晴明君!動物妖怪誘拐事件!!(前編) 其の肆」



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作者名:雪唄緋彩 | 作成日時:2022年12月2日 4時

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