一つが変わればみんな変わる (ページ3)

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変化～1～ページ3

眩しい朝日

爽やかな鳥の声

そして川のせせらぎ

川の……

｢何処じゃここはぁぁぁあ!!!｣

目が覚めると私は何処かの河原に横たわっていた←

マジで何が起きたの。

よし、落ち着こう。

胸いっぱいに空気を吸い込み当たりを見渡す

どこか懐かしい雰囲気

｢……ぶわっはぁぁぁー…明らか3次元ではない。｣

大袈裟な程に息を吐き切り辿り着いた答えに思はず口元が緩んだ

｢…来ちゃった、私…イナイレの世界に!!｣

通り過ぎる人が私を不審に見詰めるもお構い無し

カーブミラーに映る私の姿は中学生の姿で

懐かしい画風

早く、早く!!

｢早く、ヒロトに会いたい!!｣

昂る気持ちを抑えられずに

私は手馴れた手付きで携帯を操作する

彼の居るお日さま園へ行くには彼の番号に#を付けるだけ

そうすれば…

｢富士山に到着!!……あれ？｣

エイリア事件で欠けてしまった筈の富士山が、何事も無かったかのように無傷だ

｢もしかして…エイリアの前に来ちゃったのかな…｣

不安を感じつつも会いたい衝動は治まらず

私は彼のいるお日さま園へと足を進めた