【魔入りました!入間くん】日々賞賛 (ページ3)

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33話ページ3

なんて教師とは到底思えないことを考えていたAの横で、サブノックが入間へと感謝の意を伝えた。

荒くれ者のサブノックを大人しくさせるのは大変だろうなと思っていたA。

だけど、また入間がそういう男を懐柔してしまったのだ。

懐柔というより、ライバルになったようだが。

入間とサブノックから一旦目を離し、他の生徒たちが位階発表されているのに耳を傾ける。

アスモデウスは4(ダレス)を引いたらしい。

学年首席、それに加え使い魔も優秀。今回の飛行は見れていないが1番に着いたと聞いている。

他の生徒たちも流石とその順位を不思議に思っておらず、カルエゴさえも妥当だなと頷いているように見える。

問題児クラスの星だしなあなんて思っていると、存外に他の子達の位階も悪くは無い。

ジャズ、クララが3(ギメル)。

…ん？クララが3(ギメル)…？？？？

失礼だが、不思議に思いながら聞いていると試験2位だったらしい。

運も実力のうち、クララはそれに関しては非常に良さそうだ。

ケロリ、ソイが2(ベト)

ソイに関しては全く情報が得られず、不思議な子だというイメージしかないのだがこの段階で1(アレフ)でないということは実力は持ち合わせているらしい。

カルエゴとクララ、アスモデウスがギャーギャーと言い合いをしている。仲良しかよ。

でもよかった。カルエゴが仲良くできているようで。

分かりずらいし、陰湿なところが目立つが基本的に先生として最も優秀で、素晴らしい悪魔であるのだ。

多分、彼等なら分かりずらいカルエゴのそういう所も今後理解して言ってくれるだろう。

なんて、親目線で思っていると次は入間の番らしい。

生徒達は入間の出す位階について議論している。

さて、人間は位階のバッジを引くことが出来るのか。入間への心配と、それに対する好奇心がAを支配した