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｢あ？何お前…、口の利き方どうした？｣
｢薬品庫見せて頂いても？あと生薬の種類と｣
｢何仕切ってんの？ここお前の場所じゃないんだけど。てかうちら薬草とか使ってないから｣
｢薬草を使ってない？……それは大変だ！ならばどうやって薬を生成されていたので？生薬は薬草から出来ているのをご存知ない？｣
｢さっっきからうるっさいわね！？！？なんなのよアンタ！！！！｣
正直、先程からうるさいのは目の前の女である。
物凄く睨まれているが、私たちを取り巻いて見ている他の研究者達も私を睨んでいた。
薬草も知らない分際で私を卑下しないで頂きたい。
私は薬品庫を探す為辺りを見回していると、奥に大きな扉があることに気付く。
｢ちょっと、薬品庫には行かせないわ。新人の分際で入れると思わないで｣
｢私一応生産課でしたよね？どれくらい薬品があるのか位は見ておかないと。｣
｢まじで口答え多すぎ。上司の言うことはちゃんと聞きなさい？手出ちゃうわよっ！｣
バチン、と頬に痛みが走った。
綺麗に平手打ちをされ、その場に倒れ込む。
キャハハ、と甲高い笑い声が頭上から聞こえて、腸が煮えくり返る位に腹が立った。
私も一発位殴ってやろうと立ち上がる。
すると私の殺気に怖気付いたのか、後ずさりして周りの人間に呼びかけた。
｢っ、誰かこの女押さえて！！！！｣
｢おい、落ち着けお前！！｣
｢お前コネのくせに調子に乗りすぎなんだよ。大人しくしてろ｣
私はコネでもない、親の七光りでもない。
設定上はそうなっている為、反論も出来ない。
あの男性から分けてもらった薬草の入った籠は、私の隣で無惨に転がっていた。
薬草にも男性にも申し訳なくなって、頭が上がらなくなる。それを勘違いしたのか、女は再び高らかに笑った。
｢ぶっハハ！！！！！！！！！！どうしたんAそのほっぺ！！！！！！！｣
あの後すぐに夕食で、食堂に向かわなければならなった。
隠す術もなく仕方なくそのまま食堂に来たが、案の定反応されてしまった。
綺麗に紅葉型に赤く染まった私の頬は、誰よりも目立っていた。
｢……引っ張たかれました｣
｢誰に？俺がどついたるわ｣
｢あーほんとそうしてほしいくらいですね、ええ｣
｢どこのどいつや？｣
｢……同じ課の上司です｣
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叶子(プロフ) - アキさん» そうおっしゃって頂けてとても嬉しいです！ありがとうございます！！頑張ります！！！ (2021年3月2日 19時) (
レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - この作品のknｼﾏさんが好きすぎて更新が本当に楽しみです！とっても面白いです、応援してしています！ (2021年3月1日 19時) (レス) id: 41a4293417 (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 方舟さん» いえ私は全く何の関係も知識もないド素人でございます(^^ は！看護学生の方でしたか・・！実際学ばれている方からすれば不自然な点が多々あると思います； なるほど！それは是非お聞きしたいですね。近々お迎えにあがりますのでどうかその際はよろしくお願い致します。 (2021年2月24日 1時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 叶子さん» のんびり、気ままに更新まちまこ (2021年2月23日 21時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
方舟(プロフ) - 続編前から読ませてもらっています。わざわざ薬の成分や、効き方を調べるだなんて…もしや本職だったりします？元（ここ重要）看護学生なのですが、時代相応かはさておき、あるある話等提供はできますので、必要があればお声がけ下さい。 (2021年2月23日 19時) (レス) id: 894a36e101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年2月23日 16時
