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シゲside
「ん〜、わかんないよ〜っっ」
勉強中、祐也が
騒ぐのはいつものこと
今日も祐也は足をバタバタして
それを見かねた山下先生が
隣に座った
過去の俺なら
イライラして
怒鳴りつけていただろうな…
ってこわくなる
ここに来てすぐの頃は
隣の部屋でひとりで勉強したり
してたけど
そうしなくても慣れるまで祐也は
こんなに
うるさくしていなかった気がする
それは俺を気遣ってなんだろうな
って思うと…
「しげあき〜、
ここ教えてやって」
「もちろん！」
可愛がりたくなっちゃうよ
.
「あぁ、なるほどね！
ありがとう！シゲちゃん」
基本的にこいつは
頭がいい。
こうして少し教えるだけで
応用だって簡単に解けてるし
決して頭が悪い方ではないと思う
ただ、集中力が15分くらいしか
続かないだけ笑
「あれ？小山は
学校の使わないんだ、
それ塾の？」
ふと見たことないテキストで
勉強する小山が気になった
塾でもらえるようなテキストなら
俺は中3まで全てやってある、
「いや、本屋の安いやつ。
学校のはほとんど
ダメになっちゃったからさ…」
…それって
もしかして
「切られたり黒く塗りつぶされたり
まぁ、世間でいういじめ、ってやつ」
そう言う小山の声は
少し震えてて
笑顔が笑顔になってない、
やってしまった
そうだよ、
つい忘れがちだけど
ここに来るってことは
理由があるんだから。
「ご、…「けぇちゃん！
それかーしーてー！！」
謝ろうとしたけど
よく通る声にかき消される
祐也、…
祐也は小山の膝の上にのって
テキストを閉じた
「あっ！！」
なんの躊躇もなく
表紙にペンの先をつけた祐也
もし小山が
嫌な記憶を思い出して
こっちにも来なくなったら…
そう思うと不安になって
小山の顔を伺う
「ふふっ、」
小山は笑ってた
それはもう嬉しそうに、
「どう？上手でしょ？」
「うん、上手だね。
なにをかいたの？」
「犬！え？わかんないの？
どうみても犬でしょ」
「犬にみえねぇよ笑」
覗いたまっすーも
笑いだして
一気に空気が緩む
…祐也、お前は本当、
頭がいいよ。
ありがとう、
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キツネさん(プロフ) - みくさん» ありがとうございますっ泣 嬉しすぎますぅぅ、頑張ります！！ (2019年3月30日 18時) (
レス) id: f0c4b84669 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - テゴマス愛がたまらないです( ´∀｀)もうお話が大好きすぎて通知来たらすぐに飛んできちゃいます！これからも楽しみにしています！！ (2019年3月30日 16時) (レス) id: 12bc81e91e (このIDを非表示/違反報告)
キツネさん(プロフ) - みくさん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2019年3月29日 7時) (レス) id: f0c4b84669 (このIDを非表示/違反報告)
キツネさん(プロフ) - morangejasmineさん» テゴマスしてもらいました笑 (2019年3月29日 7時) (レス) id: f0c4b84669 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - めちゃくちゃ好きなお話です！更新楽しみにしています(о´∀`о) (2019年3月29日 7時) (レス) id: 12bc81e91e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キツネさん | 作成日時：2019年3月27日 16時
