真夏の青春

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7人で学校を出る前に気づいた。

姉と女子の何人かが体育館に行くのを。

気になる…

「あ、私ちょっと忘れ物したから先帰ってて」

藤井「え、A？」

…

着いて来ちゃった。

体育館裏で何するんだろ。

こっそり覗いていると

女子の1人が姉を突き飛ばした。

そして水が入ったバケツをかけようとした瞬間

誰かが私の横を走って行った。

バジャン…


結「え…一世？」

一世がお姉ちゃんを水からかばった。

女子たちはすぐに逃げて行った。

一世「結ちゃん大丈夫？かかってない？」

結「大丈夫…でも一世が」

一世「俺は大丈夫だから」

浮所「A？」

「え？みんなどーしているの？」

浮所「急に一世が走って行ったから変な感じして着いてきた。」

みんなは、姉と一世の方を見る。

那須「あー、そうゆうことか」



結「なんで…助けてくれたの？」

一世「それは…結ちゃんが好きだからだよ」

藤井「え、今さらっと衝撃発言してない？」

龍我「したな」

大昇「してるねー」

一世「俺はね、知ってるんだ。結ちゃんが本当は優しい子だって事。昔から結ちゃんだけ見てたから分かる。Aに…許してもらえなくてもちゃんと謝りたいって思ってるでしょ？」

結「そんな事思ってない…」

姉は一世と離れようと歩き出す。

一世「逃げないで…喧嘩してでもいいから話し合わなきゃ何も変わらないよ？そうでしょ、A」

私はお姉ちゃんの方に行き、

パチン

と頬を叩いた。

結「何すんのよ！」

「ムカついてたからスッキリしたわ〜」

結「はぁ？」

それから私達はお互いに言いたいことを言い合った。

姉妹喧嘩ってこんな感じなのかな？


そして、

結「本当にごめんなさい」

姉は私にちゃんと謝ってくれた。

それからみんなにも。

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