・ ページ15
少し歩いたあたりから、足場が悪くなってきた。
周りも暗くなってきてる。
頼りになるのは行き先を知っている花宮さんと、スマホの明かりだけ
私はひたすら花宮さんの後を着いていく。
「花宮さん、後どれくらいで着きそう?」
花宮さんは急に歩くのを止めて、私の方を笑顔で振り向く。
結「当番なんてウソ」
「え?」
結「2人で話がしたかったの」
そう言ってある写真を見せてきた。
そこには2人の産まれたばかりの赤ちゃんの写真
名前の部分には花宮結と花宮Aと書いてあった。
結「私達、二卵性の双子の姉妹なんだよ〜、やっぱ二卵性だから顔似てないねっ!」
え、え…全く話についていけない。
私達が、姉妹?
さっと写真をしまうと、ニコッと笑って
結「私も中学の時知ってさ、びっくりだよね」
その笑顔が怖く感じる
「なんで…私に教えてくれたの」
結「妹ちゃんの最後だから教えてあげよーと思って」
「なにそれ、どーゆー意味?」
彼女はポケットからナイフを出した。
「いや…やめて」
ドッドッドッと私の心臓が鳴るのが分かった。
結「なんでこんな事するか教えてあげる。それはあんたとあいつらが幸せそうにしてるから。火傷を負わせたあいつらも…私より幸せになあんたも許せないから」
そう言って私を崖の方に追いやる。
はぁ、はぁ、はぁ…嫌だっ
ガラッ
足元の岩が崩れて私は下まで落ちてしまった。
213人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ずんだもち(プロフ) - エレン様感想を書いてくださりありがとうございます!!私は、読者様の感想が聞けてとても嬉しいです。返信ありがとうございました! (8月20日 8時) (レス) id: 78a22f6582 (このIDを非表示/違反報告)
エレン(プロフ) - ぜひ続きを読みたいです!!本物の浮所君とは恋は出来ないからこそ妄想で恋したいと思ってるので毎回、楽しみに読ませてもらってます‼︎ (8月20日 1時) (レス) @page39 id: 4cab0746f5 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだもち(プロフ) - わぁ〜(T T)めぐ様ありがたいコメントありがとうございます!続き読みたいと言う方の声が聞けて嬉しいです!感想ありがとうございました! (8月19日 17時) (レス) id: 78a22f6582 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - いつもすごく楽しみに読んでます。真夏の青春を読むときが、一番の楽しみになってます。飛貴くんファンです。これからも、頑張ってください。 (8月19日 10時) (レス) @page39 id: f2495a7844 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだもち(プロフ) - 來夢華さんコメントありがとうございます!最新話まで読んでくださり嬉しいです。浮所くんがどんどん甘々になってくると思うので引き続きお楽しみください! (6月26日 19時) (レス) @page3 id: 78a22f6582 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ずんだもち | 作成日時:2023年6月16日 22時