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はい。
完全にやらかした。終わった。
いまなんじ?なんて呑気に時計確認したら11時半ですってよ。今日は10時からエミさんの家に行かないといけなかったのに。
あとこれは何だ。昨日突然欲が出て一人でなぐさめてたんだったわ。で、アラームをかけ忘れそのまま寝落ち、と。
スマホを確認するとエーミールさんからの連絡が。トークアプリを開いてみると「起きたら電話してください」とのこと。
ベッドに落ちてるものなんか後で片付ける。服もどうでもいい。急いで電話をかけた。
2コール目で出た彼にまず一言。
「大変申し訳ありませんでした。」
em「……はぁ、起きましたか。」
呆れているのが電話越しから伝わる。私は謝ることしか出来ない。
いつの間にか電話越しなのに、床に正座をし背筋を伸ばし、謝るたびに深く頭を下げている。
「本当にすみません。……あの、こんな私なんか契約を切ってもいいです。別れても良いです。ですからどうか、クビだけは……。」
このクビというのは、字の如く。
em「いや、そんなつもり少しもないですけど……。朝10時は少し早かったですかね、Aさんには。」
「んー……まぁ、休日は、ちょっと起きれないですねぇ……。」
em「そうですよね、大丈夫です。安否確認が出来たので。」
あれ、怒らないのか? なんか会話が終わりそうだぞ? と思ったけど彼は続いて質問してきた。
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作者名:ぐりんてぃ | 作成日時:2023年12月23日 8時