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授業35 ページ35

二子との話が終わり、俺は脱落者たちを眺めていた。

脱落者が『EXIT』と書かれた出口へと歩いていく。

涙を流し、心の内を呟いていたり。

「お疲れ様でした」

そう言って監督生さんは脱落者たちに向かって頭を下げていて。

「……よ…」

その様子が気に障ったのか、脱落者の一人が監督生さんに掴みかかった。

「ふざけんなよ!!俺が今までどんな思いをしてサッカーをやってきたと思ってんだ!!

ずっとずっとずっと…サッカー選手になることを夢見て頑張ってきたのに……。

こんな…こんなイカれた場所で夢が終わるとか…信じられねぇよ」

そういって、掴みかかった男は俯いた。

その様子を見て、監督生さんは…

「は?」

ブチギレた。

「そのイカれた場所で世界一のストライカーになろうと決めたのは自分じゃねえかよ。

なのに、脱落した瞬間『信じられねぇ』とかぬかしやがって。

信じられねぇとか関係ないんだよ、今、お前の夢は終わった。それが事実。

現実を見ろよ"脱落者"」

相手が心を傷んでいるのにもかかわらず、ズバズバと心に刺さることを言う監督生さん。

あるレスバの数々はどこで覚えたのだろうか。

まぁ、俺も試合中はなかなかに酷いことを言っているので監督生さんをせめづらい。

そう考えながら、監督生さんから離れヨロヨロと歩く脱落者の一人を見つめていた。

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- 面白かったです!!これからも更新頑張ってください!! (7月27日 17時) (レス) @page36 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2023年2月26日 17時

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