和葉の姉は自由気ままな人。【名探偵コナン】

＃７ ページ8

『あ、ありがとうございます』

透「えぇ。全然大丈夫ですよ。


とりあえず毛利さんたちの元へ戻りましょう。」

『はい』


安室さんは、この部屋が妙だと言う。

下駄箱には男物の靴

洗濯機やクローゼットの中も衣類は全て男物。



…そうか、私の近くにいたのはそれを探すためね。





安室さんの愛車…。

RX-7だっけ？

そこの助手席に乗った。



後頭部に座る蘭ちゃんが声を上げた。

蘭「あ！うそ！コナンくんからメール来てた
大丈夫だから心配しないでって」

透「どうやら、あの子自ら彼女について行ったようですね。」

小五郎「あのガキ…また探偵気取りかよ…」

透「まぁ、子供の好奇心は探偵の探究心と相通ずるものですから」


…ん？後ろに。




どちら様？




小五郎「何ィ！？小僧を乗せた車が王石街道を北上してる！？」

『…王石街道って…。』

小五郎「んで？車は青いスイフトでナンバーは」


毛利さんが、続きを言おうとした時

安室さんが思いっきりハンドルを切った。


『嘘嘘嘘嘘！？！？』

左を見ると…。

『…ぇ』



左利き…。

その人と目が合ったような気がした。



「っ！？」


透「毛利先生、そのまま右側のシートベルトを締めて下さい。
蘭さんはシートベルトを外して毛利さんの元へくっついてください

Aさんはシートベルトを外してこちらに」

『…こちらって……』


ｶﾁｬﾝｯと、シートベルトを外すと
脇の下に腕を回されて安室さんの胸の中に。




ﾄﾞｺｯｯ


という音と共に自分のいた場所が潰れた。


小五郎「わっ…」


透「Aさん、大丈夫ですか」

『…は、はい。大丈夫です。』

透「お怪我もありませんか？」

『大丈夫です』


体に痛みは感じられない。

そのため、怪我してる部分はないだろう。


安室さんは運転席から降りると

手を差し伸べてくれた。



私の手をとると外へ出してくれた。




.

.

.

______そう、私は知らなかったのだ。





______この事件に関わったことで









ベルモット「どうやら、一応の信頼は得られたようだけど。私との約束は守ってくれるわよね？バーボン」









______まさかあんなことになろうとは。

______このとき、夢にも思わなかったのである。

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