和葉の姉は自由気ままな人。【名探偵コナン】

＃２５ ページ27

(…うわぁお。力持ち)


ボストンバックやキャリーケースを軽々持った透さんは私に軽い荷物だけ持たせて2階へ行った。


ｶﾞﾁｬｯ

透「ただいま」

ハロ「アンアンっ！」



ハロは「来たの？来たの？」という風に私の周りをぐるぐる回る。


『ハロぉ…。あ〜〜癒されるぅ…。ごめんねぇ、ハロ。少しだけ安室さんとハロの空間にお邪魔させてもらうね』

しゃがんで、ハロの顔を見ながらそういえば上から笑い声が聞こえてきた。


透「ハハッ、ハロも喜んでますね。」

『ふふ、ですね。』



そんな会話をしながらハロに視線を戻せば口角が上がってるようなそんな顔をしていた。



『可愛いいい…っ！私も犬飼おうかなぁ。』

わしゃわしゃとすれば、ハロも喜ぶ。



透「いいと思いますよ。さ、いつまでも玄関にいないで部屋に入りましょう。」

『そうですね！』




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同居する上で、約束事を決めた。

○掃除はしてもいいが物には触らないこと

○探偵業関係のことには一切関わらないこと

○探偵業以外の外出は2人ですること



透「…で、いいですかね…」

『なんか、カップルみたいですね。アハハ』

透「ですね、まぁその分ハロとも過ごせる時間が多いのでいいですけど」

『ですね！料理も私がやっても大丈夫なんですか？』

透「はい！それはもう。全然やって構わないです。」

『わかりました』

透「それでは、お風呂掃除してきますね」

『了解ですっ！』

敬礼ッとすると、安室さんは笑った。



冷蔵庫を開けると、色んなものが入っていた。

『…おぉ、そうかぁ。安室さんって料理男子だぁ……。


なら、ハロもドックフードじゃないのかな…？

キッチン周りも綺麗に整理整頓されてるなぁ。』


そう言いながら、私はキッチンの棚を開けていった。


『おぉ！調理器具ね。吊ってるんだ。オシャレ〜〜！

…わぁ！お酒が沢山！
バーボンにスコッチに日本酒！』


フランベでもハマったのかな？


一通り、キッチンの捜索が終わるとハロが呼んでいた。


『んー？どしたのーハロ』

ハロの後に付いて行くと、ギターがあった。



『安室さんって、ギターも弾くんだ！すごいなぁ。全部出来ちゃう…』



(…ギター……か。)

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