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#35 ページ37

気のせい…、じゃない。絶対に。

スーパーまで着ければいいの。スーパーまで…っ。


その時、後ろからダッダッダッダッと、走るような音が聞こえた。



(嘘嘘嘘!?!?)


私は、逃げるように走った。

土地勘がない私はスーパーへの道を逸れるとそこはよく分からない場所。

それでも、必死で走った。



「…ねぇ。逃げないでよ。」


そんな声が聞こえた。



「遠山Aちゃん。」




…っ、なんで、私の名前をっ!!




走り着いた場所は行き止まりだった。




『来ないで…っ…!!!』


そう言ってもその男はニヤニヤしながら近づいてきた。



「いいねぇ。最高だよ。Aちゃんは今までの標的よりも最高だ。」

『…ひょ……標的?』

「あぁ。そうさ。最近人気じゃないか。ロングヘアーだけを狙った連続殺人事件その犯人さ。」

『やだっ…、やだやだっ来ないでっ…』



キラッと、光ったのはナイフだった。




「死ね。」



腹部に例えようがない猛烈な痛みが走った。

口の中が鉄の味だった。



『…かは…っ…』

咳込めば、出てきたのは血。



犯人は去っていった。


薄れゆく意識の中、私は安室さんへ連絡しようとした。




「もしもし、Aさん?」

『…たすけ……』




私はそこで意識が無くなった。




.

.

.

.

.

降谷side

警察庁にて、部下たちへ連絡をしていた時だった。


プルルルッ


零「失礼。」


この携帯は、安室の方か。


彼女からだった。



透「もしもし、Aさん?」


そういえば、微かに彼女は言った。


『…たすけ……』



その直後バタンッという音が聞こえた。


体は、驚くほど早く動いた。



零「少し急用ができた。風見すまんが…」

風見「私たちは大丈夫です!早く行ってください!!」



エレベーターが来る時間さえ、待ち遠しい。



零「くそっ…」



階段を使って、1階まで駆け下りた。



すぐさま車に乗り込めば、着信音が聞こえた。

それは、コナンくんからだった。



コナン「安室さん!!!今、Aさんが米花中央病院に意識不明の重体で運び込まれたんだ!今から来れる!?」

零「あぁ。そのつもりさ!!」

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キャラメル(プロフ) - 17話、『Are you a handkerchief?』だと「あなたはハンカチですか?」という意味になっちゃいますよ笑「これはあなたのハンカチですか?」なら、『Is this your handkerchief?』だと思います。 (2020年5月26日 19時) (レス) id: b8ac5a9a04 (このIDを非表示/違反報告)
megusnana(プロフ) - 伊達さんは航ですよ (2020年5月23日 16時) (レス) id: e70fd21919 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - これってオチ誰になんるんですか? (2020年5月11日 13時) (レス) id: 203b0c7d28 (このIDを非表示/違反報告)
Young - 世良ちゃんは真純ですよー!! (2020年5月4日 3時) (レス) id: 1bf9a5d2d3 (このIDを非表示/違反報告)
絵理奈(プロフ) - 22話最後の怖 (2020年3月29日 19時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あいる | 作成日時:2020年3月22日 2時

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