和葉の姉は自由気ままな人。【名探偵コナン】

＃３４ ページ36

あの後、普通に着替えてご飯を食べていた。


透「今日は、早めに帰ってきますよ。」

『わかりました、何か食べたいものありますか？』

透「いえ！今日は僕が作ります。」

『…？そうですか？わかりました。』


そう頷けば、安心したように安室さんも頷いた。


透「それでは行ってきます。」

『行ってらっしゃい！』


そう言えば、安室さんはフッと、笑った。


(…ほらまた。違う笑い方。)



閉ざされたドアを見ていた。

きっと、安室透という名前は偽名で何か別に名前があるのだろう。

写真の中の彼は安室さんとは何かが違っていた。

助けてくれた彼とも知り合いだったなんて。



(どんな巡り合わせなんだろう。)



もしかしたら、彼が私たちを引き寄せたのかもしれない。

名前も知らない彼を想って私は笑った。




ハロ「アンっ！」

『はいはいー、ハローご飯ね』



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新一side

赤井さんと俺の家にいた時だった。

ﾌﾟﾙﾙｯと、着信音。高木刑事だった。



コナン「もしもし？」

高木「あ、コナンくんかい？実はねAさんを刺そうとした犯人が気になることを言ってね。」


赤井さんが「スピーカーに」という合図をし、頷いてスピーカーにした。


高木「あの犯人は写真を2度も送ってないって。１回だけしか送ってないって言うんだ。」



そう言っていた。


赤井さんの目が開いていた。


高木「なにか妙だろ？一応Aさんに伝えた方が……」

コナン「まずい…！！Aさんが危ない！！」

高木「え？」


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いつものように、スーパーに行くところだった。

ｺﾂｯｺﾂｯと、革靴の音が聞こえてきた。


(…付けられてる？…いや、偶然か)


スピードを早めればその革靴の音も早くなった。


(…どうして、ストーカー事件は終わったんじゃ…っ！)


それより、先から寒気というより悪寒という言葉の方が正しいくらい体がゾクゾクしていた。

とてつもない殺気が後ろから突きつけられているような。

なんとも言えない感じがしていた。

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