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「サンズ先生…。
私、この人生を3回くらい繰り返してるんです」

「……」

「止めようとするたびに、…このいじめはひどくなる。
そんなの……もう嫌なんです。」



なぜか、サンズ先生は、私をバケモノのような目で見ない。
このことを相談したのは、初めてのはずなのに。



「…オイラの知り合いも同じようなことを繰り返してたんだ。理由は違うけどな」

「…知り合い?」

「お前にとっての1回目と2回目は…オイラはここに来れていたか?」

「今回が……初めてです。だから驚きました」

「…今、ここに来れてるのは…、
その知り合いのおかげでもあるんだ」



どういうこと?

…そうだ。この街にモンスターが来たのも、
今回で初めての出来事だった。

ということは、そのサンズ先生が言う知り合いに会えば、
私だけループしてしまうこの世界の真相に、
少しだけ近づくのか。


なんかすごく大袈裟に物事を捉えちゃったけど
私はゆうきのいじめがなくなる世界を作るために、
わざわざループしてるんだ。




「heh、友達1人でそんなに悩めるのは、
まだまだいじめ甲斐がありそうだな。」

「ちょっ、ちょっと…なに生徒をいじめようとしてるんですか。訴えますよ?」

「お前すぐ訴えたがるな」

「いや誰のせいだと……」



カバンを背負い直して、私は帰る準備をしていた。

サンズ先生は、その横で作業を始めた。
…あのパソコンとかに内申点とか整理してんのかな。


少し気になったけど、今はサンズ先生が言っていた、
その知り合いの人に会いに行こうと思う。



だけど、この通り手がかりもないし、仮に見つけたとして何を話せばいいのか分からない。

こんな状態で会いに行くのは絶対に無茶だ。




「あっ、そいつ、
街の大使だからウロウロしてんじゃない」

「大使……大使!?」

「今の時間帯だったら…、オイラの弟と遊んでるんじゃないか?」

「わっ分かりました…」



大使って、テレビで見たことあるけど、
あんな小さい子がそうなの?


半信半疑になりながら、私は大使さんに会うことにした。




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ひなどり。(プロフ) - きもPさん» わぁっ、ありがとうございます!!そのお言葉、読む度に噛み締めております!中学生になって投稿頻度も落ちてきていますが、できる限りベストは尽くそうと思います! (4月30日 20時) (レス) @page21 id: dfd167e6a3 (このIDを非表示/違反報告)
きもP(プロフ) - 完全好みです、最高です。取り敢えず崇めておきます。 (4月30日 10時) (レス) id: 1099d16ec8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひなどり。 | 作成日時:2023年10月6日 17時

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