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『俺、フリスクのことが好きで、協力してほしいんだ。』
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「…と、言いますと?」
「今、フリスクいるだろ?…なんつーか、その…」
こんなに弱ってるサンズ先生、初めて見た。
私の心はどんどんモヤモヤで埋めつくされていく。
「要はくっつけさせてほしいと?」
「ビンゴだ。」
先生と、大使の年齢差を考えてみた。
どう考えたって、私より歳の差がひらいていることは確かだ。もしかして先生ってすごい離れてる年下が好き?
犯罪になりかねないんだけど。
しかもそれを未成年の私、自分の生徒に頼むなんて。
本来ならドン引きする場面なんだろう。
しかし、それができない私は一体どうしたっていうんだ。
「協力…は、まぁ。しますけど……、相手が何歳か分かってます……?」
「…そりゃ承知の上だ。お前だって先生に恋くらいしたことあるんじゃないか?」
「…………へ、…。」
「図星だな。」
┄┄┄┄ドクン。
……もう、認めるしかないのか。
私はサンズ先生のことが好きだ。
それもどうしようもないほどに。だから本当は先生の恋の応援なんてしたくないけど、しないと嫌われてしまうような気がするし、何より先生のそばにいたいから。
これが一番しっくりくる理由だと思う。
「……いやほんとに、あんまり期待しないでくださいね?」
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ひなどり。(プロフ) - きもPさん» わぁっ、ありがとうございます!!そのお言葉、読む度に噛み締めております!中学生になって投稿頻度も落ちてきていますが、できる限りベストは尽くそうと思います! (4月30日 20時) (レス) @page21 id: dfd167e6a3 (このIDを非表示/違反報告)
きもP(プロフ) - 完全好みです、最高です。取り敢えず崇めておきます。 (4月30日 10時) (レス) id: 1099d16ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなどり。 | 作成日時:2023年10月6日 17時