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「よく来たなッ!!ニンゲンッ!」

「こっ、……こんにちは。」



完全に油断していた。


家には、パピルスさんだけでなく、
今まで会ったことある人達が集合していた。
もちろん、中には見たことない人もいる。


しかも、みんなでタコパをしている。

あの輪の中に私が入るとか、絶対無理だ。


天真爛漫なパピルスさんは私の腕を掴んで、
急いで居間に向かおうとする。


悩む暇すら与えてくれないのか!!!



みんながこちらを見ている。
中にはアズリエル先生もいるから、めっちゃ気まずい。



「いつぞやのニンゲン!会いたかったぞ!」

「……えぇっと…。」



名前をど忘れしてしまった。


数秒考えていると、
隣にいたサンズ先生が「アンダインだ。」と耳のそばで言ってきた。


私は顔は一瞬で熱くなり、それを誤魔化すように
自分の耳を手で塞いだ。



「…ふぅ〜ん…?」



アンダインさんは何かを理解したように、
「まぁ座れよ!」とアンダインさんの隣を座らされた。



「heh…んじゃ、タコパ始めるか。」

「何から入れるんだッ!?」

「うおおおお、豪快に全部入れてしまおう!!!」

「アンダイン…可愛い!!」



何このカオスな状況。


トリエルさんもめっちゃ冷めた目で見てる…。



「そういや、もう採点したんだ。」

「はい、?」

「テスト」

「え、…もう終わったんですか……」

「90点以上が合格ラインだな。」

「合格ライン……。」



たこ焼きではしゃいでるのかな、と思ってたから、
まさか話しかけてくるとは思わなかった。


合格ラインって…なんか受験みたいで嫌な言い方だな。

「結果から言うとだな…。」と言い、
どこかの芸人さんみたいに溜めて言おうとしている。



こんなに溜めながら言われると、私もドキドキしてしまう。



「惜しかったな。89点だ」

「…、そう、ですか」

「…そう気を落とすな。」

「いや、…まぁ、いいんです。私の中では最高得点で。
…それで…、言うこと1つ聞くんですよね?」

「あー…、」



サンズ先生は、少し顔を赤くして
「生徒に頼むようなことじゃねぇけど、」と俯きながら言う。

…なんかサンズ先生らしくない。


そう思っていると。




「俺、フリスクのことが好きで、協力してほしいんだ。」





…………。



………。



……。



…え?





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ひなどり。(プロフ) - きもPさん» わぁっ、ありがとうございます!!そのお言葉、読む度に噛み締めております!中学生になって投稿頻度も落ちてきていますが、できる限りベストは尽くそうと思います! (4月30日 20時) (レス) @page21 id: dfd167e6a3 (このIDを非表示/違反報告)
きもP(プロフ) - 完全好みです、最高です。取り敢えず崇めておきます。 (4月30日 10時) (レス) id: 1099d16ec8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひなどり。 | 作成日時:2023年10月6日 17時

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