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「ふぁ……。」
今日は中間テストだ。
私はというと、英単語帳とにらめっこをしながら、
バスを待っている。
だけど、あくびを数回してしまって、結局単語が脳の外に流れていってしまう。
「やばい…、、早くしないと……。」
「勉強かッ！？」
「うわぁ！！！って…、パピルスさん…」
「貴様！クマが出来ているぞッ！！無理はするんじゃないぞ！」
「はっはい…。ありがとうございます。」
私がそう言うと、パピルスさんは嵐のように、
どこかに走っていってしまった。
いつも急いでるよな…あの人。
すると、背後から気配がした。
正体はもう大体分かっている。…サンズ先生だ。
「よう、」
「…。」
「今日テストだな。
確か、理科と…なんだっけな、忘れちまった。」
「…先生。もしかしてわざとやってますか」
「あぁ。」
「…英単語覚えてるので静かにしてください。」
「生意気なやつだ。」と言って、
私の近くを離れようとした時。
『ガシッ』
「あ、…？」
「あっ……、いや、！」
無意識にサンズ先生の腕を掴んでしまっていた。
「やっぱ俺いてほしいのか」とニヤニヤしながら言ってきた。
自分でも謎行動だと思った。
私が余計なことをしたせいで、隣に座ってきたあげく、グイグイと迫ってくる。
こんな状況、うちの生徒の誰かに見られたら、
もう生きていけなくなる。
「サンズ先生、！！」
「おっ、なんだ？」
「…理科で高得点とるって約束ありましたよね。」
「あー、あったけな？覚えてねぇ」
「したんですよ。…何かしてくれるんですか？」
「…じゃあ1つだけ言うこと聞いてやるよ」
少し予想はしてたけど、本当に言ってくるとは思わなかった。
しかしこれは好都合だ。
バスの時間を早めてください、とお願いすれば
サンズ先生は私に絡んでこなくなる。
勉強を邪魔される心配もなくなる。
一石二鳥だ。
…勝てばの話だけど。
「その代わり、とれなかったら俺の言うことを聞いてもらうぜ？」
「えっ……、いっいいですよ。」
一気に気分が落ち込んできてしまった。
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ひなどり。(プロフ) - きもPさん» わぁっ、ありがとうございます！！そのお言葉、読む度に噛み締めております！中学生になって投稿頻度も落ちてきていますが、できる限りベストは尽くそうと思います！ (4月30日 20時) (
レス) @page21 id: dfd167e6a3 (このIDを非表示/違反報告)
きもP(プロフ) - 完全好みです、最高です。取り敢えず崇めておきます。 (4月30日 10時) (レス) id: 1099d16ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなどり。 | 作成日時：2023年10月6日 17時
