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「ではまた、会いましたら話しましょう」
「おう!いつでもな!!」
アンダインさん…。
なんとなく、パピルスさんと気が合いそうな気がする。
また会ったらそれとなく聞いてみようかな。
そう思いながら、5分ほど自転車を走らせていると、
路地裏で誰かが絡まれている。
あの後ろ姿、…サンズ先生!?
絡んでいるのは、高校生2人組。
いかにも、不良っぽい見た目をしている。
どうしよう…。助けに入った方がいいのかな。
自転車を停めて、とりあえず考えてみる。
「あっ、バガパンさんの店…!」
あの人ならサンズ先生と面識あるし、いけるかも。
「バガパンさん!」
「うお!?…、なっなんだ、Aか…。」
「サンズ先生が、路地裏で高校生2人組に絡まれてて!
…とっ、とにかく大変なんです!」
「落ち着けって!行くから!!」
「早く来てください!」と言い、条件反射で手を繋いでしまった。
だけど、そんなの気にしてる余裕もなく、ただひたすらに走っていた。
「ここです…。」
「おー、…派手に絡まれたらぁ」
「…どうします?」
「いや、ここはサンズさんがどのような行動を取るかだ」
「…え、…なんか骨出してますけど…。
それ見て高校生逃げていったんですけど。」
「サンズさんもしかして最強?」
サンズ先生が骨をしまうと、こちらを向いた。
もしかして、ずっと見てたのバレてた?
ゆっくりとこっちに近づいてくる。
それを見てバガパンさんはめちゃくちゃ焦っている。
「とりあえず死んだフリ!?」と言って、
包丁を自分に刺そうとしていた。
「いやそれフリじゃ済まないですよね!?」
「よぉ、…楽しそうだな」
「…あっはは、楽しそうに見えるんですね…」
「なっ、なんで絡まれてたんすか」
「heh…モンスターってだけで絡まれちまうのさ。
好んで喋りかけるのはお前さんくらいだぜ」
「まっ…まぁ、悪い人達ではないんで…」
そう言うと、2人とも少し照れていた。
それに釣られて私も赤くなってしまう。
「あっあの、私、そろそろ帰りますね」
「おう、気ぃつけてな。」
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ひなどり。(プロフ) - きもPさん» わぁっ、ありがとうございます!!そのお言葉、読む度に噛み締めております!中学生になって投稿頻度も落ちてきていますが、できる限りベストは尽くそうと思います! (4月30日 20時) (レス) @page21 id: dfd167e6a3 (このIDを非表示/違反報告)
きもP(プロフ) - 完全好みです、最高です。取り敢えず崇めておきます。 (4月30日 10時) (レス) id: 1099d16ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなどり。 | 作成日時:2023年10月6日 17時