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15。 ページ15






いじめの主犯は分かっている。

清水 あかりさん。
彼女はゆうきの彼氏の元カノだった。



別れた原因はあまりよく知らないけど、
清水さんの性格に難ありだったらしく、ゆうきの彼氏から別れを告げたそうだ。


そりゃそうだ。いじめなんかする奴の性格なんて、はっきり言ってクソだ。




今は新しい彼氏もいるそうだが、
未練タラタラで忘れられないらしい。




そして今は昼休み。

そろそろ清水さんのいじめがエスカレートしてくる頃だ。


でも、ゆうきは先生に相談しに行っている。
だから1人ではないはず。

卵焼きを食べながら、
今までのことを整理する。



「ゆうき…大丈夫だよね」



付いて行きたかったが、ゆうきが「1人で行きたい」と
言ったのだ。


心配で心配で仕方なかったが、その気持ちをグッと堪えて、「分かった」と笑顔で言った。

待ってからもう15分は経つ。
何もされてないといいけど…。


「ただいま」

「…!、っゆうき!」

「…次、理科の授業だから楽しみにしとけって…」

「…ん?どういうこと…?」

「分かんない…。何言うつもりなんだろう……。」



教室で私達は「?」を浮かばせる。


すると、1人の女子がこっちに近づいてきた。

清水さんだ。


「ねぇあんたさ」

「なっ、…何?」

「彼氏に愛されてると思ってる?」

「なん…でそんなこと聞くの?」

「答えろよ!!」



ゆうきが怯えている。

私は少し間、思考が停止してしまっていた。


だけど、すぐに冷静に戻り、無意識のうちに清水さんを睨んでいた。
それが清水さんの目に入ってしまった。


「…睨んでる?」

「…うん。」

「あんたも気持ち悪いよねー。ずっとゆうき、ゆうきってさ。マジ吐き気するからね」

「……なんか悪い?好きでいるんだけど。」

「きっしょ。なんなの?その言い方」

「私達からしたら、
気持ち悪いのはあなた達なんですけど」

「!…お前っ!!」



清水さんが殴りかかろうとしたその時、
誰かが清水さんの拳を止めた。


サンズ先生だ。

ゆっくり手を下ろして、サンズ先生は「お前ら全員座れ」と言った。





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ひなどり。(プロフ) - きもPさん» わぁっ、ありがとうございます!!そのお言葉、読む度に噛み締めております!中学生になって投稿頻度も落ちてきていますが、できる限りベストは尽くそうと思います! (4月30日 20時) (レス) @page21 id: dfd167e6a3 (このIDを非表示/違反報告)
きもP(プロフ) - 完全好みです、最高です。取り敢えず崇めておきます。 (4月30日 10時) (レス) id: 1099d16ec8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひなどり。 | 作成日時:2023年10月6日 17時

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