誤解 ページ10
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狐side
『えっ、ま、待って?!…お、沖田殿はツッコまれる役だったのか?!』
思わぬカミングアウトに、開いた口が塞がらない。
総悟「現在進行形で俺についてあらぬ誤解が生まれてるが、それは違ぇ」
『あ、相手は…一体…』
銀時「お〜れ!」
…よ、総一郎君!
俺の肩に手を乗せニコッと笑う白髪の若い男。
『…ッ?!』
いきなりの登場に思わず飛び退く。
銀時「ごめんごめん、驚かせたか…って、あ?真選組にこんな奴居たっけ?」
総悟「旦那、総悟でさ。こちらは最近まで引きこもってた狐サン。これでも、正真正銘の隊士ですよ」
『お、お初にお目にかかる、沖田殿の殿方。俺は立花狐。一応、副長殿の補佐官をやっておるが今も尚引きこもりへの復帰を願っておるので誤解せんでくれ』
総悟「誤解しかねぇだろ」
銀時「俺は坂田銀時だ。万事屋銀ちゃんの社長さん。どうぞ御贔屓に…っと、後沖田君と付き合ってるのは嘘な。殿方でも馬鹿殿でもねぇから」
『へ?…あ、あぁ、そうなのか!!タイミングが良すぎて信憑性しか無かったぞ』
…しかしならば、誰が相手…
総悟「アホかテメェは。俺が男と、ましてや女役なんてするとでも…
「『思う』」
坂田殿と声が重なる。
総悟「…すーぐ楽にしてやりまさぁ」
沖田殿の手で光る真剣。
銀時「う、ウソウソ!!冗談だって!それに、受けつったら狐君の方が似合って…
『それは、どういう意味だ?坂田殿』
スッと、坂田殿の後ろに回り首に手刀を押し付ける。
銀時「ちょっ、ちょっと?!狐君?!そ、それ切れないよね?ま、まさかと思うけど切れないよね?!」
『ん?どうだ、試してみるか?』
更に強くグッと押し付ける。
銀時「た、助けてぇぇぇ!」
坂田殿の叫び声が町に響いた。
ーーー
土方side
土方「んで、山崎。狐と総悟は?」
煙草に火を点けながら、土の中に埋まっている山崎に問う。
山崎「狐…立花さんと沖田さんは先程、屯所を出られてました…よっと!!」
頭を土から抜き、扉を指差す山崎。
土方「…狐も?」
山崎「はい。沖田さんに連れられて…」
土方「あいつら…山崎、テメもっと早く言え!」
山崎「え…でも、さっき俺が言おうとしたら…」
土方「口答えすんじゃねぇ!」
山崎「理不尽っ!!!」
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イッちゃんことイツキ - めちゃくちゃすっきゃねん。続き待っとるよ? (2019年8月14日 23時) (レス) id: a379afff4d (このIDを非表示/違反報告)
ミルキークイーン(プロフ) - 月夜 黒輝さん» コメントありがとうございます。長らく更新を止めてしまい申し訳ないです。私自身もなんとか完結には持っていきたいと思っていますので、出来るだけ早く最終話をお届けできるよう頑張ります。ご意見ありがとうございました! (2018年11月23日 1時) (レス) id: ed76086949 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 黒輝(プロフ) - 続きは無いのですか!もうすぐで終わりそうなものなので完結までみたいです! (2018年11月21日 3時) (レス) id: 9616d08dd2 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキークイーン(プロフ) - あこさん» コメントありがとうございます!更新頑張りますm(*_ _)m (2017年12月7日 23時) (レス) id: ed76086949 (このIDを非表示/違反報告)
あこ - 更新待ってます!!wkwk (2017年12月4日 19時) (レス) id: 776ad2af11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルキークイーン | 作者ホームページ:
作成日時:2016年9月4日 1時