パーティゲーム ページ13
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沖田side
「K.O」
の声と共に吹っ飛ばされる俺のキャラ。
『沖田殿、中々センスがある!磨けば俺とよい勝負が出来よう!』
まぁ、勝つことは出来ぬだろうがな!と、胸を張る狐。
総悟「生憎、テメェみてぇに暇じゃねぇで」
興醒めだと、床に寝転がる。
『ふん、折角褒めてやっているのに…次は、パーティゲームでもするか?』
ガサゴソとカセットを漁る。
ここは、狐の部屋。元、開かずの部屋の中である。
風呂の後、無理矢理狐の部屋へと押し入ればそこには様々な電子機器と無数に伸びるコードがあった。
総悟「にしても、よくこんなに集めやしたねぇ」
体を起こし、箱に入ったカセットを見る。
『あぁ…一人でも遊べたからな』
総悟「なんで、一人遊びなんでぃ?」
『ん?あぁ、俺は種族最後の生き残りでな。仲間や友達の類はいはいなかったのだ』
総悟「夜兎族とか?」
憎たらしいチャイナ服の女を思い浮かべる。
『辞めてくれ…そんな野蛮な種族とは違う』
拳を握りしめる狐。
総悟「そうですかぃ」
『あぁ…』
と、再び用意をし始める狐。
悪ぃ事聞いちまったか。
『ん、よし!出来たぞ、沖田殿。俺はパーティゲームは退ち…山崎殿としかしたことが無い。ので、殆ど初心者だ。お手柔らかに頼む』
先程のしんみりした顔は何処へやら、ニコニコとゲームカセットを掲げる狐。
総悟「さっきから手加減しない奴が何言ってんでぃ。容赦しねぇよ…」
楽しげな画面とは似つかわしくない雰囲気の下、ゲームが始められたのだった。
ーーー
狐side
『勝っただと…?!』
総悟「俺様がな」
しっかし狐さん、本当パーティゲーム下手くそで。
プフフと、笑う沖田殿。
…そう俺が負けた。
『た、たまたま今回したパーティゲームが俺の不得意な物だっただけだ!次は勝つ!!!』
総悟「へぇ、俺のためにわざわざ負けると分かってるもん出してくれたんですかぃ」
『そ、そうだ!沖田殿が可哀想に思ってな!少しは良い思いが出来ただろう?』
総悟「んじゃあ、次は狐さんの得意なパーティゲームで勝負しやしょうや。絶対勝てるような…ね?」
憎たらしい笑みを浮かべる沖田殿。
『あぁ良いぞ!…なんと、こんな時間だ!明日も早い寝なければ!』
ちょっ、テメェ逃げるなよ!!
なんて喚く沖田殿を追い出し、部屋の戸をキツく閉める。
『よし…』
その日、遅くまで楽しげなメロディが俺の部屋から響いていたのは言うまでも無い。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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イッちゃんことイツキ - めちゃくちゃすっきゃねん。続き待っとるよ? (2019年8月14日 23時) (レス) id: a379afff4d (このIDを非表示/違反報告)
ミルキークイーン(プロフ) - 月夜 黒輝さん» コメントありがとうございます。長らく更新を止めてしまい申し訳ないです。私自身もなんとか完結には持っていきたいと思っていますので、出来るだけ早く最終話をお届けできるよう頑張ります。ご意見ありがとうございました! (2018年11月23日 1時) (レス) id: ed76086949 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 黒輝(プロフ) - 続きは無いのですか!もうすぐで終わりそうなものなので完結までみたいです! (2018年11月21日 3時) (レス) id: 9616d08dd2 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキークイーン(プロフ) - あこさん» コメントありがとうございます!更新頑張りますm(*_ _)m (2017年12月7日 23時) (レス) id: ed76086949 (このIDを非表示/違反報告)
あこ - 更新待ってます!!wkwk (2017年12月4日 19時) (レス) id: 776ad2af11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルキークイーン | 作者ホームページ:
作成日時:2016年9月4日 1時