踏んづけた5 ページ6
貴方「み、みっちゃん酷い…薄情ものだ…」
みっちゃんは職員室に届け物があった私に仕方なく付き合ってくれたものの、早速先生に捕まってしまった途端に「あ、ダーリンとの用事思い出した♥」と逃げ出した。
さっき別れたとか言ってたのはどこのどいつだ…
先生「悪いな文月、これから会議なんだ。時間がないからこれ資料室まで持って行ってくれ。あれ、中葉はどーした。」
職員室前で待っているとたくさんの教材を持ちながら先生が顔を出す。
貴方「に、逃げました…」
先生「ったくあいつは。さすがに一人じゃ大変だよな…」
貴方「あ、いえ、大丈夫です。資料室ですよね？」
先生「ほんとに大丈夫か？」
貴方「はい。」
先生「悪いな。頼むぞ。」
すると先生は腕時計を見つめながら足早に廊下を歩き出した。
貴方「うわ、重…」
両手いっぱいに教材を抱える。重くて固くて既に手が痛い。
貴方「みっちゃんめ…帰りに肉まん奢らせてやる…」
ﾎﾞｿﾎﾞｿと独り言を呟き、資料室へと足を運ぶ。
けど、こんなのは結構慣れている私だった。
1年の時も2年の時も、大人しくて内気な性格の私はすぐに先生に頼りにされ……と言うより利用されやすい訳で…それは先生だけじゃなく誰からもそう。
別に嫌な訳じゃない。それが辛くて哀れむものでもない。
ただ、
もっと自分に自信を持てるようになりたい。。
だから、
少しずつ、
強くなっていけたらなって。
いつまでもみっちゃんみっちゃんじゃダメだよね。
私は抱えている教材に力を込めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 174人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たこ焼き - また、更新されてる(*￣∇￣*)ありがとうございます!! (2015年5月9日 1時) (
レス) id: f4de1a5df2 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - ご入学おめでとうございます！！これからも頑張ってください！応援しています！ (2015年4月26日 18時) (レス) id: 10049cc502 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 作品更新されてる!!d=(^o^)=b 高校御入学ほんとにおめでとうございます！(*^^*) (2015年4月15日 1時) (レス) id: f4de1a5df2 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 入試お疲れ様です！作品楽しみにしております!! (2015年3月28日 17時) (レス) id: f4de1a5df2 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - やばいぃぃぃぃ萌えるわぁぁ (2015年2月4日 20時) (レス) id: b6ae7916eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キルサ@サブ | 作成日時：2015年1月27日 0時
