踏んづけた4 ページ5
貴方「ねぇ、みっちゃん。」
瑞季「んー?」
新担任の挨拶を含めたHR後、私は3つ前の席のみっちゃんの元へ駆け寄る。
貴方「プリンスってさ、どんな人なの?」
スマホの一点を見つめていたみっちゃんは、私のその言葉に目を見開く。
瑞季「ちょ、何⁉まさか惚れた⁉あんたが⁉」
貴方「まさか。
でも、みんなが好きならそれだけ完璧なんでしょ?」
瑞季「あー、そうだね。
勉強も出来るし運動も完璧、部活の剣道部では県大会に出場、優しくて気遣いと気配りが出来て性格も完璧。微笑んだプリンスを見た者はもうその暗示からは逃れられない…」
うっとりと手を重ね、まさにまさにプリンス!と鼻息を荒くするみっちゃん。
貴方「へー…」
瑞季「でも珍しいじゃん。どんな理由であれ、Aが異性に興味持つなんて。」
貴方「少し違和感があったから…」
瑞季「違和感?」
何のこっちゃと目をぱちくりさせるみっちゃん。
貴方「ううん、こっちの話し。」
瑞季「あんたはすぐ変なとこで気に留めるからね〜」
貴方「あはは…」
瑞季「Aの初恋はあと何年先だろうか、とほほ…」
貴方「う、うるさいなっ!今それとこれとは別でしょ!」
瑞季「それなりにモテんのに勿体ない。」
貴方「それはみっちゃんでしょ。
てゆーか、この前付き合い出した人はどーしたのさ…」
瑞季「あーー、別れた。」
貴方「えぇ⁉早っ!」
瑞季「これがまた隠れオタでさぁ〜
もうマジ最悪。つーか男ならせめて堂々とやれって感じ。」
貴方「へ、へぇ〜」
みっちゃんの面食いとたらしっぷりには心底呆れるけども…
瑞季「私はあんたの宇宙を越える真面目っぷりとドジっぷりには心底呆れるがな。」
貴方「うえぇ⁉何で思ったこと分かったの⁉超能力⁉」
瑞季「誰がだ。声に出てたっつーの。」
…………あ←
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たこ焼き - また、更新されてる(* ̄∇ ̄*)ありがとうございます!! (2015年5月9日 1時) (レス) id: f4de1a5df2 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - ご入学おめでとうございます!!これからも頑張ってください!応援しています! (2015年4月26日 18時) (レス) id: 10049cc502 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 作品更新されてる!!d=(^o^)=b 高校御入学ほんとにおめでとうございます!(*^^*) (2015年4月15日 1時) (レス) id: f4de1a5df2 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 入試お疲れ様です!作品楽しみにしております!! (2015年3月28日 17時) (レス) id: f4de1a5df2 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - やばいぃぃぃぃ萌えるわぁぁ (2015年2月4日 20時) (レス) id: b6ae7916eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キルサ@サブ | 作成日時:2015年1月27日 0時