【沖田総悟】ドSの顔面踏んづけた結果。

踏んづけた27 ページ28

ﾄﾞｸﾝ






　
ﾄﾞｸﾝ






　
高鳴る胸がなかなか治(おさ)まらない。







私は校舎の中へ姿を消した総悟君の背中を未だに脳裏に浮かべる。






ﾄﾞSで意地悪だけど、どこか優しい。






面倒くさそうな素振りは見せるけれど、私の話しはちゃんと聞いてくれる。






学校1のﾌﾟﾘﾝｽの裏の顔に秘めてある本当の姿は、






きっと誰よりも優しい。。







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貴方「…あの、総悟君…」


沖田「何でィ」


貴方「…普通、逆じゃありませんかね…」


沖田「面倒くせェだろィ。
大体、てめェ何かの為に前に座って必死でこぐのも居心地悪ィ」


前言撤回ですね、はい。この人はやはり悪魔でしたよ。


貴方「いや、てゆーか！送ってやるとか言っといて、全っ然私の家とは真逆の方向に向かってますけども！？さっきから指示されるがままにこいでますけども！」


沖田「あり？あんたの家ってこっちじゃなかっけねィ」


貴方「昨日見たばっかですよね！？
もう私に嫌がらせしかしてませんよ！悪意しか感じませんよ！」


沖田「何言ってんでィ、この俺と2ケツ出来るだけすげェこった。感謝しろィ」


貴方「残念ながら殺意しか湧きませんから！てゆーかこの自転車って総悟君のだよね⁉」


沖田「いや、この自転車パクってきやした。実際、俺ぁいつも徒歩通学なんで。」


貴方「でしょうね！今朝、徒歩でしたもんね！」

必死で自転車をこぎながら炸裂のツッコミを入れます、Aです。

乙女の心をリアルに再現した前文は全てｶｯﾄして頂けると幸いです、はい。

ただいま、自転車で総悟君と2ケツ状態です。




何故こんな事になったのかと言うと…



〜調度40分前程の事〜


貴方「あー、やっと放課後だぁー』


瑞季「勉強ついていけない感半端ないわ…」

放課後、私とみっちゃんは会話をしながら帰りの支度をしていた。




ﾌﾟﾙﾙ…

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