踏んづけた21 ページ22
瑞季「なーんか隠してるなーとは思ったけど、さすがのあたしも、まさかプリンスが関わってるとは思いもしなかったねー。」
珍しくスマホを鞄にしまい、みっちゃんは歩きながら私を見る。
貴方「…そ、相談…て言うかね、昨日あった出来事…みたいなのを話そうと思ったんだけど、その、それを話す事によって総悟君の…」
瑞季「総悟君!?」
貴方「…ぷ、プリンス様の本性を話す事になっちゃうから、プライバシーの侵害になると思ったら、なかなか話せなくて…」
弱味握られてたのもあったけど…
瑞季「本性!?」
貴方「み、みっちゃん…聞いてる?」
瑞季「聞いてるわ!つーかマジで昨日一日で何があったんじゃいっ!」
貴方「…あはは…ほんとそれ思うよ…」
瑞季「…てか本性って何。話しの内容的にも理解し難いんだけども…」
貴方「…あ、そ、それは、学校に着いたら、一からちゃんと説明するね…。」
と、数十メートル先に見える学校を指差す。
瑞季「何かとにかく驚きすぎて足が巣組むんだけど…」
貴方「…そ、そんなにかな…」
瑞季「ったり前!あのAだよ!?男の面積もないちょーピュアなAがよ!?」
貴方「ある意味失礼だよ、みっちゃん…」
瑞季「しかもよりにもよって、あのプリンス!」
貴方「う、うん…」
瑞季「Aにもやっと春が…」
と、桜の木を拝むように見上げるみっちゃん。
貴方「ち、違うよ!!」
慌てて否定した私の声は、桜の木にも花びらにも劣らなく、空高く響いた。
「(あ、そう言えば総悟君、風邪引かなかったんだ…良かった…)」
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たこ焼き - また、更新されてる(* ̄∇ ̄*)ありがとうございます!! (2015年5月9日 1時) (レス) id: f4de1a5df2 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - ご入学おめでとうございます!!これからも頑張ってください!応援しています! (2015年4月26日 18時) (レス) id: 10049cc502 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 作品更新されてる!!d=(^o^)=b 高校御入学ほんとにおめでとうございます!(*^^*) (2015年4月15日 1時) (レス) id: f4de1a5df2 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 入試お疲れ様です!作品楽しみにしております!! (2015年3月28日 17時) (レス) id: f4de1a5df2 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - やばいぃぃぃぃ萌えるわぁぁ (2015年2月4日 20時) (レス) id: b6ae7916eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キルサ@サブ | 作成日時:2015年1月27日 0時