踏んづけた1 ページ2
あれは、何の変鉄もなく過ごしていたいつも通りの私の日々____
いつも通り教材を資料室に運ぶよう頼まれて、いつも通り両手いっぱいに教材を運ぶ私。
北から吹いて髪を優しく撫でるような春の風。
負けないぞと言わんばかりに光輝き校舎を照らす太陽。
鼻を擽(くすぐ)るような原っぱの匂い。
その3つがあまりにもマッチしていて、ポカポカと気持ちのよい眠気が襲ってくる。
まずいまずい、と顔を左右に振る私。
そしていつも通りふらふらしながら、いつも通り躓(つまず)きころけてしまった。
「いてて…っ」と唸る私の真下からは何だか凸凹した柔らかい感触。
そしてどこからか聞こえてくる「おい…てんめェ」というドスの聞いた声色。
ふと真下を足の隙間から覗いて見ると、私を恐ろしい形相で睨み付ける赤い瞳。
慌てて跳ぶように退き、謝罪するも彼の機嫌は一切直らない。
そんな彼は私に言った_____
「あんた、プリンスの顔面踏んづけたんですぜ?」____
「こんな事、学校中の女子に知られたらハブられやすねィ」____
「それとも何でィ、何の責任も取らずにただただへこへこ謝って済むと思ってやす?
世の中、んな都合の良い事ばっかだって思ってたら大間違い。
責任……勿論とってもらいやすから。」
ああ、神様______
私、何かしましたか?______
それともこれは______
“悪夢”、なんでしょうか。
これが私の____
イケメn……いや、違う…
「ドSの顔面踏んづけた結果。」なんです。
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たこ焼き - また、更新されてる(* ̄∇ ̄*)ありがとうございます!! (2015年5月9日 1時) (レス) id: f4de1a5df2 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - ご入学おめでとうございます!!これからも頑張ってください!応援しています! (2015年4月26日 18時) (レス) id: 10049cc502 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 作品更新されてる!!d=(^o^)=b 高校御入学ほんとにおめでとうございます!(*^^*) (2015年4月15日 1時) (レス) id: f4de1a5df2 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 入試お疲れ様です!作品楽しみにしております!! (2015年3月28日 17時) (レス) id: f4de1a5df2 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - やばいぃぃぃぃ萌えるわぁぁ (2015年2月4日 20時) (レス) id: b6ae7916eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キルサ@サブ | 作成日時:2015年1月27日 0時