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21日目 ページ26

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「…さぁってと、じゃあそろそろ編集社に戻ろうかな」
「あれ、先輩、結局何しに来たんですか?」

このままだとただ私と話しただけになってしまう

「何って…」

先輩はそこで言葉を切るとチラリとレッドの方を一瞬見やり再び私の方へ視線をよこすと

「可愛い後輩の様子を見に?」
「いや、なんで疑問形なんですか…」
「じゃあ、挨拶??」
「誰にですか…」

そんなミニコントのようなことを終え先輩はそのまま帰っていった

「…結局なんだったんだ?…」
「…さぁ」

そんなときぐぅぅぅうとお腹が鳴った

「…アハハ、お腹空いちゃった。早く朝ごはん食べようか」
「…食べてなかったの?」
「え?うん、一緒に食べた方が美味しいでしょ?」

1人で寂しく食べるより絶対誰かと一緒の方が美味しいに決まってる
そう思い言葉を返すと

「……そっ…か…」

レッドはなぜか嬉しそうに笑っていた

(といっても側から見れば全然表情は変わっているようには見えないけど…)

・・・・

朝ごはんもすっかり食べ終わりレッドとはここで別れることにした

「…じゃあ、また…取材に行きます」
「うん、待ってる…」

レッドはリザードンにのりシロガネヤマへと帰っていった

「さてと…私たちも帰ろっか、ピカチュウ」
「ピッカ!」

歩き出した
その時だった

プルルルル…

「あ、電話…先輩から…?」

(ついさっきまで話してたのに…何の用だろう)

そんなことを考えながら電話に出ると

「もしも__」

『あ、ごめんな!!用事すっかり忘れてたわ!ほんっとすまん!それでなんだけど明日からアローラ地方に行ってくれ!!チケットはあるから頼んだぞー!じゃ、よろしく!』

プツッ

「…………」
「ピ…ピカ…?」
「……っとに…あんの…ダメ先輩がぁぁぁぁ!!」

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設定タグ:ポケモン , pixivレッド , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:よもぎ | 作成日時:2017年9月17日 19時

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