8日目 ページ11
「だだいまーっても誰もいないんだけどねー」
「ピッカー。ピーピカピーピー！ピッピカチュウ」
「んー今日はどーしよっかなー。ハンバーグにでもしようかな…」
夜ご飯を作ろうとキッチンへ向かいかけると
プルルルル…
「…なんかデジャヴ…、誰からだろ…。もしもし」
『あ、A？俺だよ俺俺」
「…詐欺なら結構です」
『全く冗談が通じないなぁ、で、どう？』
「取材はまぁまぁってとこですね。話は聞いてもらえるようになりました」
『うんうん、よきかなよきかな。…それでな、君に言っておかなきゃいけない事があるんだ。それはーーーー』
「………え…？」
・・・・
「ピッカーピカピカピーカー」
「ピカチュウ、楽しい…？」
「ピッカ！」
「そっか…」
レッド達は何をしているのかというとシロガネヤマにある余りに余った雪でカビゴンをモデルに雪だるまを作っているところだった
その時ー
バサッバサッ
と、何かが羽ばたく音がした
「おいっ！レッド！大変だぞ！」
そんな声と共にシロガネヤマに降り立ったライバルのグリーン
「……何。今忙しいんだけど」
明らかに不機嫌なレッドに構わずグリーンは本題を切り出す
「雪だるまなんか作ってる場合じゃねぇ！落ち着いて聞けよ…？実はーーーーー。」
レッドの赤い目が段々と見開かれる
「っ…それ、本当なの…？」
「当たり前だろ！こんな嘘ついてどうしろってんだ。ともかく、レッド、研究所に来い！緊急事態だ！」
「……チッ、しょうがないか…。行くよ。リザードン、空を飛ぶ！」
2体のポケモンはその限りを尽くして空を飛ぶ
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作者名：よもぎ | 作成日時：2017年9月17日 19時
