及川という花は枯れた。

目覚めたところは。 ページ23

ミレです！
最近情緒不安定？ですw
………………………………………………………
「ん………。」
俺が目を開けるとそこには白い天井が広がっていた。
(ここは…、あの世かな。)
俺はついさっき屋上から飛び降りたんだ。
だから、もう目がさめるはずない。
「起きた、及川君が起きた！」
(え、起きた…?)
ズキン！
突然身体中に激痛が走った。
「…………っ！？」
(なんで痛みがある？俺は死んだろ？)
「あぁ…徹…っ！目を覚ましたのね…」
え、お母…ちゃん？
え、お父ちゃんもいる…。何で？
俺はなんとか辺りを見渡すとそこは病院だということに気がついた。
(生きてる…！？嘘だ…何で？)
ズキン！
するとまた身体中に激痛が走った。
(なんで…俺、生きてんだよ…)
それから数時間後、俺は普通の病室にいた。(さっきは集中治療室だった)
ふと、横を見ると棚の上に一枚の手紙が置いてあった。
(なんだろう…？)
それは、母親からの手紙だった。
徹へ
徹が目覚めてくれてとても嬉しいです。
本当は徹のそばにいてやりたいけど仕事の関係上会社に行かなければならないので、手紙を書かせてもらいました。
仕事が終わり次第そちらに駆けつけるので待っていてね。
母より
「俺…本当に生きてるんだな…。」
俺は、そう呟き窓の外に広がる青空を見つめた。

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