及川という花は枯れた。

彩音の過去〜悪魔が悪魔になるまで〜 ページ18

ミレです！最近睡眠時間が短くなってる気が…？生活習慣が乱れると体調を崩しやすくなるので気をつけなければ！
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私は及川先輩の情報を得るために校舎をぶらりと歩き回ってみた。
「ねぇねぇ、3年の及川先輩ってかっこいいよね！」
「うんうん、なんかずば抜けてかっこいい！」
(ふ〜ん、及川先輩は3年なんだ…)
「及川先輩ってバレーうまいよねぇ〜」
「だよね〜！ま、主将だしね…」
(へ〜男バレの主将なんだ。うちって確か強豪でしょ？すごいなぁ〜、よし決めた。部活は男バレのマネやろう！)
そして私は教室に戻った。
数日後、新入生達の本格的な部活動が始まった。
「はーいじゃあ新部員の子達は自己紹介をしてね〜☆」
(え、及川先輩チャラくね？)
「あ、松原 彩音です！マネージャーの仕事はやったことがないのですが、皆さんの役に立てるように、精一杯頑張りたいと思います！」
パチパチパチ…
自己紹介はうまくいったかな？第一印象が大事だもんなぁ…
それから私は任された仕事をこなしだんだん部活にも慣れていった。
そんなある日、一目惚れをしてしまったのだ。
「お願いしま〜す…」
そう言って入ってきたのは同じく一年生の国見 英だった。
(うわ…顔綺麗…足細！肌白！なんかいい匂い…)
国見は女装をさせたら女より綺麗なんじゃないかってほど綺麗だった。
(かっこいい…国見くんもモテるのかな…)
でも、もちろん国見を含めて部員達はみんな「及川」「及川」「及川」って、みんな及川先輩ばかりにひっついて誰も私に振り向かない。とても、不愉快だった。私よりも上に立つ人がいるなんて許せなかった。今すぐにでも潰してやりたくなった。
(何よ…みんな及川って…何で私を見ないのよ…？私も見なさいよ…許さない、及川先輩…私よりも上に立つなんて…)
私はこの日、及川先輩を潰すことを決意した。

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