1年A組ビッグ3後継者候補の私は食べ物を食べないとヘンになっちゃうんですよ!!【ヒロアカ】

第1話:智乃宮さんです ページ2

雄英高等学校 入試当日


朝6時




＿＿＿ピ…＿ピピピ＿ピピピ


『…んん……』



他の受験生は緊張で起きているであろうこの時間に、この少女は呑気に寝ていた。



雄英高校ヒーロー科、
そこはプロに必須の資格取得を目的とする養成校。全国同科中最も人気で最も難しくその倍率は例年300を超える。


そんな有名校の入試試験当日の緊張は、言葉に表せるものではないだろう






『…うぅ…くぁ〜〜………ねみ、』









＿＿＿＿………彼女を除いて






『…あれ？…もう6時だ………〈ぐうぅぅぅ………〉あぁもう！！お腹減ったぁ〜！えっと、今日は入試だからいっぱい食べなきゃだめだな…多分飲食持ち込み厳禁だし…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ』







あ、おはようございます

智乃宮 （人1）です。



今日は入試当日ですね、まぁ推薦なので一般よりは緊張してないんですよーあはは



そこそこはするけど…

で、だ。
私の個性は食べ物……＿＿つまり食事を沢山しないと無個性同価値のポンコツさんになっちゃう。暴食吸収って個性

それを知ったのは小学2年生の冬。

当時から雄英高校に憧れを持っていた私はとにかく食事を沢山取れる体にした。



給食は毎日おかわり



朝、昼、晩のうちに必ず米3合完食！



もちろん太らないように毎日朝ランニング、夕方ジムと徹底したストイックなメニューをこなし、雄英から推薦が来るほどにまで上り詰めた。


(まぁランニングは今眠くて起きれなくなってきたからしてないけどねー……)



まぁそんなこんなで今日の朝ごはんはカツ丼、ビーフシチュー、ハンバーグ、温玉のせサラダ(ドンブリ)ホットケーキ、味噌汁かな！！


もちろん残さず完食だよね！



『ﾓｸﾞﾓｸﾞ……えっと、今が6時45分だから…9時15分には個性使わないとダメなのかぁ……ギリギリだなぁ…ﾓｸﾞﾓｸﾞ……』


私の個性は食事終了から2時間30分の間に発動しないといけないため、少々めんどくさい。



だから試験が始まる前に誰か強力な個性の持ち主を見つけて誰かの個性をコピーしなければいけない




『んん…まぁめんどくさいしその時になったら考えようっと！！』



だってどうせ受かると思うしねー

第2話:不便な個性→←初期設定大事ね！

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