オオカミ先輩【F】 ページ26
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「なぁ、お前またガヤに告ったの?」
「···えっ、うん。
なんでニカが知ってるの?」
「俺だけじゃねぇわ。
会社中で目撃情報回ってる。
ロビーで告るか?普通。アホだな」
「だって、なんかっ、
気持ちが抑えきれなくて!!」
「何かのドラマかよ」
同僚のニカは、こうやって
男性としての的確な意見をくれるから
こうやっていつも飲みに行ってる。
「てか、ガヤってなに!!
せーんーぱーい!!ちゃんと呼んで!!」
藤ヶ谷先輩。
通称、オオカミ先輩。
仕事中は真剣な眼差しでパソコンを見つめ、
完璧に仕事を成し遂げる会社のエース。
定時になれば、お決まりのようにボタンを開けて、
そこからちらっと見える首元が
·
とてっっっっっっっっつもなくえろいの。
それで、クールかと思えば話すと優しくて
ふにゃっと笑うあの先輩特有の笑顔は
100ギャップと呼んでいる。(自分の中で)
遠くにいても、すごくいい匂いで
先輩いるっ!!!ってすぐに分かるし、
先輩のファンなんて
この会社にはたっくさんいると思うけど
私は誰にも負けない自信があるんだ。
なんせ、入社して5年間。
きっっっちり片思いしてますから。
「先輩、ほんと今日もカッコよかった。
なんかもう一緒の空間にいれてうれ
「片思い。だけどな。」
「·········ニカのばか」
嫌味っぽくそう言い放って
ぐびぐびとビールを飲むニカの喉仏は、
先輩と違って全く色気がない。
「・・もう彼女になることなんて望んでないよ。
ただ、一緒にお話したり飲みに行ったり、
ちょっとでも先輩と進展したいだけ!」
告白なんて、もう数え切れないほどした。
だからこそ、これから何度好きと言っても
言葉の重みはどんどん減っていく一方だろうし
恋愛としての未来は望まないのが一番だと思われる。
「ま、頑張れば」
「ありがとう!!ニカ!!」
「ばか、やめろそれ」
先輩が、少しでも私を見てくれますように。
お友達でいいから、少しでも
楽しい時間を共有出来るようになりますように。
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あい(プロフ) - りなさん» はじめまして、コメントありがとうございます^^きゅんきゅんしていただけましたか!一番嬉しいお言葉です(笑)続編もupさせていただきましたので、是非そちらでもお待ちしております☆ (2018年5月21日 1時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 続編楽しみです!きゅんきゅんです! (2018年5月21日 0時) (レス) id: 7acbea5606 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - はちみつさん» ・・え?はちみつさん?こちらこそいつも小説読ませてもらってますっ!いきなりの登場でびっくりです・・(笑)私もこのお話の北山さん大好きなんですよね〜、もどかしいんですけどリア恋はやっぱり北山さんが一番似合うなと思って妄想が止まりませんでした(北山担) (2018年5月20日 11時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - こんにちは^^*小説読ませてもらってコメントしてしまいました( ´ ▽ ` )俺が好きでしょみっくん、気持ち分かります!近くにいるリア恋すぎてね、なかなか好きって気付けないんだけど何だかんだで北山さんが一番なんです!(北山担の意見笑)またキュン作品待ってます♪ (2018年5月20日 9時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - mokaさん» mokaさん、またまたありがとうございます!こんな風に優しすぎて胸が苦しくなるほどの彼氏いませんかね(いない)玉森さんの年下設定なら、私の作品で既に書いているので、多分一番書きやすいかと思います(笑)またまたお時間いただきますが、ぜひお待ち下さい^^ (2018年3月21日 22時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あい | 作成日時:2018年2月27日 1時