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「········裕太?」







あれから甘える裕太をよそに
一緒にお風呂に入ってみても不機嫌だし、
ご飯を久しぶりにあーんってしてあげたのに
膨れっ面でもぐもぐしてるし、





挙句の果てにはベッドに入った私に





「もうAなんて知らねぇ!!」





ガチ切れして背を向けながら
布団の中に潜り込んだ。





「·······なんで怒ってるの?」


「なんでだろうね」





無視しないところは
裕太らしくて可愛いじゃん。





「なんでか教えて?」



「考えて」



「分かんないよ」



「えっちしてないの何日だ」







ガバッと振り返って、
私をじろりと睨みつけてくる。




「·····え?」




ごめん、全然怖くない。
タレ目だしすごくきゅるるんってしてる。







「······一週間ぐらい?」


「そ」





そういうことか。
それで裕太は不機嫌だったのか。

そう考えたら
さっきまでの不機嫌な裕太が
愛しく感じられて仕方がないんだけど。






「お風呂でシようとしたら拒んだの誰?」



「·····私、だけどさ!
お風呂はさすがに大変だよ?
ほらっ、熱いしのぼせちゃうし!!ね?」



「ミツたちはしてるらしいよ」







・・・・その情報いらん。

北山さんとまきの営みなんか
想像したくないんですけど。






「よそはよそ、うちはうち」





ダメなものはダメ。
言い聞かせるように宥めると、
裕太は一瞬にして私の上に乗っかってきた。





「・・じゃあ、その気にさせたげよっか?」





妙に大人びた顔で私を見下ろすその視線に、
自然と身体の何処かが疼いた。





「寝たかったら寝て。
今から勝手にやるから。おやすみ」





ぷちっぷちっと
器用に開けられていくパジャマのボタン。

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あい(プロフ) - たまことさん» いえいえ!こちらこそ意見をいただけて嬉しいです^ ^私の作品は結構そういうシーンになりそうなところが多いので、なんだか書けそうですね・・・・(笑)この続編が終わって余裕がありそうでしたら、書いてみようと思います。ありがとうございました。 (2018年2月21日 15時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
たまこと(プロフ) - 無料→× 無理→〇 (2018年2月21日 0時) (レス) id: 0e0e4ba0aa (このIDを非表示/違反報告)
たまこと(プロフ) - コメントありがとうございます!そうだったんですね…!無料言わせてすみません汗 それなのに検討してくださってありがとうございます!更新頑張ってください! (2018年2月21日 0時) (レス) id: 0e0e4ba0aa (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - たまことさん» コメントありがとうございます。そういう描写はあまり得意ではなくて、避けてきたんですけど・・・・たまことさんのお気持ちを受け止めつつ、挑戦してみようかな?どうなるかは分かりませんが前向きに検討してみます!ありがとうございました^ ^ (2018年2月20日 22時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
たまこと(プロフ) - 更新お疲れ様です!裕太くんとの関係もこれからどうなっていくのか気になります!出来たらなんですが主役ちゃんと裕太くんのpinkストーリーは作ることはできないですか?もしもでいいので考えていただければと思います!更新&返事待ってます (2018年2月20日 0時) (レス) id: 0e0e4ba0aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あい | 作成日時:2018年2月19日 23時

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