6 ページ6
「ほんと可愛すぎて大変だったわー」
そう普通のようにさらっと言ってしまう藤ヶ谷先輩。
踊らされるな、私。
こんなことを言われると思わず期待してしまう。
こういうこともさらっと言えちゃうから藤ヶ谷先輩はモテるんだよ!
そうだよ!きっと!
1人で勝手に理解して、私は話題を変えた。
「先輩って電車通勤なんですね?」
「そうだよ?朝以外に会わないもんね」
「先輩朝いつも早いですもんね。
ほんと尊敬します。っていうか先輩が電車に乗っているイメージ全然ないですっ!」
「俺にどーゆうイメージ抱いてんの?笑」
そしてまた楽しそうにけらけら笑っている藤ヶ谷先輩に見とれてしまう。
こんな至近距離で見られるなんて幸せか。
くしゃってなる瞳も笑うたびに動く喉ぼとけも全てに胸がきゅってなる。
「ていうかAってどこの駅で降りんの?」
「この次の次です!」
「あー、俺次だー」
そうやって‘‘残念’’って言ってるけど、
私からしたら駅が一つ違うとか奇跡のようなものなんですよ。
「あっ、てか連絡先教えて!結構初めて会ってから経ったけど交換してなかったね」
そうやってポケットからスマホを出す先輩。
‘‘ふるふる?それともバーコードがいい?
あっ、まだ交換いいって言われてなかった。ごめん。笑’’
って今度は少し照れながら聞いてくる先輩。
先輩すごい。
破壊力すごい。
「わっ、私でいいんですか·······?」
「Aがいいから言ってんじゃん。笑」
そうまっすぐに私も見つめてこられて私は心臓が忙しい。
しんどすぎるよ。ますます好きになる。
そのままLINEを交換して、
‘‘気をつけて帰ってね’’って電車から降りて行く藤ヶ谷先輩の背中をただただ見つめていた。
966人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - toomさん» はじめまして。コメントありがとうございます!私も先輩と結ばれてほしいのですがまだまだ後輩ちゃんの攻めも書こうと思うのでぜひたのしみにしていてくださいね! (2017年8月2日 1時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
toom(プロフ) - あいさん初めまして。大好きな藤玉のオフィス系のお話、はまってしまいました!できれば先輩とハッピーエンドになって欲しいけど、ガンガン攻めてくる玉も見たいし(笑)とにかくこれからの展開が楽しみで仕方ありません!お話の続き、待っています(//∇//) (2017年8月1日 22時) (レス) id: c53d81cc85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あい | 作成日時:2017年7月9日 4時