4 ページ4
「あっ!来た!」
店を出てから道路に向かって叫ぶまきの先にはすごくオシャレな車から降りてくる男性。
「みっくん!ありがと〜」
そのままみっくんという人が私のところに近づいてくる。
「ごめんね、話はしてたけどまたしっかり紹介してなかった!彼氏のみっくんです!」
そう私には見せないような笑顔で私に紹介してくるまき。ほんとに恋してる顔。
「ちょ、みっくんって言うのやめてくんない?笑、初めまして。まきの彼氏の北山宏光です。いつもお世話になってるよね?ごめんね?」
「いやっ!お世話になっているのは私の方なんで!」
なんだこのイケメン。
まきはこんなすごい彼氏を捕まえたのか。、
少しチャラい気もするけどすごく話しやすくて、モテることはよく分かる。
私には眩しいぐらいの笑顔でこっちを向かれて圧倒してしまう自分。
「愛ちゃんだよね?」
そう私に首をかしげる北山さん。
「えっ!?知ってるんですか?私のこと!」
「いや、まきからよく話を聞くっていうのもあるんだけど、同じ会社だからね」
同じ会社......
ん?
「えぇぇぇぇ!?」
思わず大きな声で叫んでしまった。
「ふふ、声大っきいよ。笑
部署が違うだけで、会社は同じなの。一緒に仕事をしたことがなかったからね?」
「そうだったんですか......」
こんなにイケメンなら知っていてもおかしくはなかっただろうに。
突然こんなことを言われ思わず酔いが覚めた。
「まきとも会社で出会ったんだよねー」
「ちょ、ここでは言わなくていいでしょ...///」
「えぇー?笑」
私の前で繰り広げられる、
まだまだほど遠い世界。
「あっ、Aごめん!///
今日はありがとね?」
そうとだけ言い、車に乗り込んだまき。
「暗いし送るよ?」
私が歩いて帰ろうとするのを見てそう言ってきた北山さん。
優しいんだなぁ。そりゃモテるわな。
そう勝手に感心してしまう。
「私は電車なので大丈夫です!
お気遣いありがとうございます。」
そういうと‘‘気をつけて帰ってね?’’
ってまた最後にまで優しさを振りまいて車で帰っていった。
同居してんのか。
幸せ者め。
そんなことを考えながら私も駅に向かった。
966人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - toomさん» はじめまして。コメントありがとうございます!私も先輩と結ばれてほしいのですがまだまだ後輩ちゃんの攻めも書こうと思うのでぜひたのしみにしていてくださいね! (2017年8月2日 1時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
toom(プロフ) - あいさん初めまして。大好きな藤玉のオフィス系のお話、はまってしまいました!できれば先輩とハッピーエンドになって欲しいけど、ガンガン攻めてくる玉も見たいし(笑)とにかくこれからの展開が楽しみで仕方ありません!お話の続き、待っています(//∇//) (2017年8月1日 22時) (レス) id: c53d81cc85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あい | 作成日時:2017年7月9日 4時